ベラ・ハディッドが禁酒の意志を公にした。「出掛ける前に1杯でも飲まないと、気持ちが落ち着かなくなった。だから出掛けること自体が嫌になって、仕事の合間も引きこもってばかりになった」と、25歳のベラは語る。アメリカ版ウィメンズヘルスから詳しく見ていこう。

うつや不安との闘いについてもオープンに語ってきたモデルのベラは、禁酒が大きな助けになったと言う。

モデルのベラ・ハディッドが新しいノンアルコール飲料ブランド『Kin Euphorics』の共同創設者となったのには、個人的なワケがある。『Kin Euphorics』は、アダプトジェニックハーブ、向知性薬、植物を使った飲み物をメインに扱うブランド。ベラが『InStyle』誌に語ったところによると、このブランドが生まれたのは、ちょうどベラが禁酒を始めた6カ月前。

現在25歳のベラが最初に飲んだ『Kin Euphorics』の商品はKin Spritz。これが朝のコーヒーや抹茶の代わりになってしばらくしてから、同ブランドのKin Lightwaveをワイン代わりに飲み始めた。本人いわく、これには助けられたそう。

「これまで、かなり飲んできた。お酒は大好きだったから。好きすぎて、自制心を失ってしまいそうな夜の予定をキャンセルするようになったくらい」

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でも、飲酒が脳に与えた影響を示すスキャン画像を病院で見せられてから、「いつもみたいに飲めなくなった」。そして、2021年9月の投稿には「20代に入ってから社交的な場における不安や恐怖が強くなり、出掛ける前に1杯でも飲まないと、気持ちが落ち着かなくなった。だから出掛けること自体が嫌になって、仕事の合間も引きこもってばかりになった」と書いている。

「社会の仕組みに刃向かいながら、1日に13時間も働く人生は続かないと分かっていた」

「不安なのに家から出られないとき、お酒を飲まずにリラックスしたり人と話したりしたいときは、Lightwaveを飲む」とベラ。「それでハイになったり15時間眠れたりすることはないけれど、脳や神経系が落ち着いて、真夜中に考えすぎることも減る。寝る前に飲むと、赤ちゃんみたいに熟睡できる」

禁酒によって睡眠薬を飲むこともなくなった。「飛行機で移動するときは、睡眠薬を飲まないと時差ボケに耐えられなかった。でも、いまはホリスティックなアプローチで、体のためになることを毎日している」

この先も、お酒を飲む気はないと言う。「もう飲む必要は感じない。お酒を飲むと、5年前、高校の卒業式でした失言を夜中の3時に思い出して、強烈な不安に襲われるのが分かっているから」

2021年11月には不安との闘いについても語り、「『ひとりじゃない』というひと言で救われることもある。あなたもひとりじゃないからね」と、泣き顔の写真を添えてインスタグラムに投稿した。「みんな大好き、みんなの気持ちは私にもよく分かる。セルフヘルプ(自助)や精神疾患、ホルモンバランスの崩れは単純な問題じゃないし、障害は次から次へと現れる。上下左右に揺れるジェットコースターみたいにね」

『InStyle』誌の中でベラは、飲酒が自分のためになっていなかったことも認めている。「数杯飲んでも良いことは何もなかった。終わりのない苦しみやストレスを感じるだけで。分かるでしょう?」

※この記事は、アメリカ版ウィメンズヘルスから翻訳されました。

Text: Korin Miller Translation: Ai Igamoto