肌の悩みで、常に上位にあがる「毛穴の開き」。今回は、そんなお悩みを解決すべく、毛穴の原因と種類と、正しいお手入れ方法について、まいこホリスティックスキンクリニック院長の山崎まいこ先生にお話を伺った。おすすめ毛穴ケアアイテムを併せてご紹介!

【目次】

  • 毛穴の開きの原因は?
  • 毛穴の種類
  • 部位別にみる毛穴の開き
  • 正しい毛穴お手入れ法
  • おすすめ毛穴ケア商品

毛穴の開きの原因は?

山崎先生によると、毛穴が開いて目立ってしまう大きな原因は皮脂・乾燥・加齢・生活習慣の4つ。まずは自分の毛穴が目立つ原因を知って、正しいケア法を見つけていこう。

油分が多い

皮脂の分泌が過剰になると、皮脂腺の出口が大きくなってしまうため毛穴が目立ってしまう。

新陳代謝が滞っている

新陳代謝が滞ると、毛穴の出入り口が固くなって、毛穴が引き締まりにくくなる。若い人にも多く、ニキビ肌の原因にもつながる。

乾燥肌

肌の保水力が減って乾燥肌に傾いてしまうと、肌が引っ張られて毛穴が目立ってしまう。

たるみ

肌のハリや弾力が失われると、毛穴が細長く開いて目立つようになる。

もともとの肌のきめの細かさによっても、毛穴の目立ちやすさは変わってくるそう。ここからは、毛穴の種類についてご紹介。

毛穴の種類は?

1.黒ずみ毛穴

「黒ずみ毛穴」は、分泌された皮脂が空気に触れ、酸化することで黒くなったもの。汚れがたまっている人もいれば、色素沈着している人もいる。

2.開き毛穴

汚れがたまっていないが、皮脂が固くなって引き締まれないのが「開き毛穴」。毛穴のくぼみが影になって見えるため、汚れなどがいっそう黒く見えて目立ちやすくなる。

3.たるみ毛穴

「たるみ毛穴」は、肌表面がたるんでくると、毛穴が引き伸ばされて目立ってしまう状態。毛穴が細長く変形して見える。

4.うぶ毛毛穴

毛穴が目立ちやすい人の原因のひとつに、うぶ毛の色素が濃い人もいるそう。顔のうぶ毛処理をすることで、美肌になることも。

関連リンク:目指すは透明感のある美肌! 肌を傷めない、顔の産毛の処理法

部位別にみる毛穴の開き

Tゾーン

鼻・眉間・おでこのTゾーンの毛穴が一番気になるという人が多いはず。最も皮脂腺の多い部位だから、目立ちやすい。汚れをきちんと取り除くことが大切。

頰に多く見られる縦長の毛穴は、主に加齢によって引き起こされる「たるみ毛穴」が多い。

正しい毛穴お手入れ法

毛穴に汚れがたまったり、開かないようにするためには、毎日のケアがマスト。山崎先生に聞いた正しいお手入れ法を伝授!

クレンジング編

皮脂の分泌が過多なのに、優しいクレンジングを選んでいて、汚れがしっかり落ちていない人も多いんだとか。油の汚れはオイルの方が取りやすいので、オイルクレンジングを避けている人も、週に1回程度、Tゾーンだけ使うのもおすすめ。

洗顔編

クレンジングだけでなく、洗顔もしっかり行うことがポイント。クレンジング剤も最後まで落ちにくかったりするから、洗顔で汚れをしっかり浮かせて、ぬるま湯で洗い落として。

スキンケア編

皮脂の分泌が多い人は、部位によってスキンケアを使い分けてみて。例えば、Tゾーンは、こってりしたクリームは使わず、乾燥が気になる頬の部分だけ、保湿力の高いアイテムを使用するのが良い。抗酸化作用にある成分を配合したものや収れん化粧水など、毛穴ケアに特化したスキンケアアイテムを取り入れるのもGOOD。

角質ケアしたい場合は、こすったり、押し出したりしない、マイルドな化粧水タイプのピーリングがおすすめ。

食事編

砂糖など甘いものが好きな人は、皮脂の分泌が増えやすいので、食べ過ぎには注意して。脂が少ない肉類やバナナ、サツマイモなどに多く含まれるビタミンB群は、皮脂のコントロールしてくれるのでおすすめ。

おすすめ毛穴ケアアイテム

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正しいスキンケアと規則正しいライフスタイルを実践しながら、適切な毛穴対策を行って!

■お話を伺ったのは……

山崎まいこ先生

山崎まいこ

まいこ ホリスティック スキン クリニック 院長。皮膚科医。勤務医として形成外科医、皮膚科医、美容皮膚科医として務め、2017年東京・代官山にクリニックを開業。ホリスティックな視点から、外側の治療だけでなく、身体の内側、腸内の健康、心のあり方までサポートし、真の健康と美しさを追求している。オーダーメイドで患者に寄り添う医療には定評があり、各界著名人やビューティー関係者からの信頼も厚い。

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Nana Fukasawa
ウィメンズヘルス・エディター

2018年に「ウィメンズへルス」編集部にジョイン。アシスタントを経て、エディターとして美容、フード、ダイエットなどの記事を担当。流行りそうなヘルシーキーワードをいち早くキャッチすることを心がけている。CBDや筋膜リリース、アーユルヴェーダ、植物療法を学ぶ、自他共に認める“セルフケア マニア”。2023年初めてのハーフマラソンに挑戦。