英アストン大学の生命健康科学部が発表した研究論文によれば、マスカラ、リップグロスを含むメイク道具のほとんどは、大腸菌やブドウ球菌などの細菌で汚染されているそう。その理由をオーストラリア版ウィメンズヘルスからご紹介。

メイク道具は、洗面所の床に落としたり、汚い手で触ったりしても消毒されることがめったにない。さらに、湿ったまま放置されがちなメイク道具は細菌の温床となるという。

研究チームが467個のメイク道具を調査したところ、アイライナーの77%、マスカラの69%、口紅の56%、リップグロスの55%にはブドウ球菌が住み着いていた。しかも、口紅とリップグロスの10%強からは大腸菌が発見された。このように汚染されたアイテムを目、口、傷口の近くで使えば、感染症や敗血症につながりかねない。

この結果から、製造メーカーと規制機関は、製品のパッケージに使用期限と掃除の仕方を目立つように記載して、消費者をもっとサポートするべきだろう。

この論文の共著者であるアムリーン・バシール博士は、「メイク道具類は定期的に洗い、完全に乾かさなければならないこと、そして使用期限の切れたアイテムを使うことのリスクを消費者と化粧品業界に理解してもらうためには、さらなる努力が必要です」と説明している。

メイク道具を長らく洗っていない人は、これを機にお手入れを習慣にしよう!
 

これはpollの内容です。詳細はそちらでご確認いただけます。


※この記事は、オーストラリア版ウィメンズヘルスから翻訳されました。

Text: Lucy Bode Translation: Ai Igamoto

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Nana Fukasawa
ウィメンズヘルス・エディター

2018年に「ウィメンズへルス」編集部にジョイン。アシスタントを経て、エディターとして美容、フード、ダイエットなどの記事を担当。流行りそうなヘルシーキーワードをいち早くキャッチすることを心がけている。CBDや筋膜リリース、アーユルヴェーダ、植物療法を学ぶ、自他共に認める“セルフケア マニア”。2023年初めてのハーフマラソンに挑戦。