モデルとして活躍しながら、アロマテラピー・インストラクターとして手作りアロマコスメのワークショップ「vivalivアロマ部」を運営する原裕美子さんの連載。普段から運動が大好きという原さんのアロマのあるヘルシーライフ。今回は、肌コンディションを整えながら汚れをオフできるオイルクレンジングの作り方をご紹介します。
日本では1月7日に七草がゆを食べるなど、年末年始のご馳走三昧な胃袋を今一度休めて食生活を見直すタイミングがありますね。
身体の調子がいつも通りかそうでないかを知るポイントは肌を見れば一目瞭然です。
肌は体調のバロメーターともいい、不摂生や不規則な生活リズムを送るとすぐさまその影響が現れやすい場所です。
もし今お肌が荒れているなら、ここはひとまずいつものお手入れを見直してみましょう。
今日はスキンケアの基本!
「汚れを落とす」という原点に立ち戻って水で洗い流せるクレンジングオイルを作ります。
クレンジングオイルと聞くとガッツリ濃いメイクを落とす時に使うようにも思いますが、1月の寒さと乾燥が厳しいこの時期は肌の油分が不足がちになります。
手作りするクレンジングオイルは、毛穴から汚れだけを洗い流してくれ、植物油が肌に必要な潤いを補ってくれます。
それでは早速レシピを確認していきしょう。
【材料&機材】1本80ml所要時間:15分 保存期間:冷暗所にて3ヶ月
・ココナッツオイル(精製済み)……20ml
・スイートアモンドオイル……30ml
・ビタミンEオイルオイル……10ml
・ポリソルベート80……16ml
・精油……ユーカリ3×パルマローザ6
お道具:コットン、消毒液、ビーカー、ガラス棒、容器
【作り方】
1)全てのお道具を消毒した後、スイートアーモンドオイルとココナッツオイルを同じビーカーに計量します。
2)別のビーカーにビタミンE オイルを計量します。
3)ポリソルベート80を新しいビーカーに計量します。
4)オイルの入ったビーカーに精油を入れます。
5)ポリソルベートとビタミンE オイルをオイルのビーカーに入れて軽く混ぜます。
6)容器に移して完成です。
今日のレシピでは、マッサージオイルやスキンケアによく登場するスイートアーモンドオイルと精製済のココナッツオイルを使いました。
これらのキャリアオイルは肌の滑りがよく、ベタつきの少ない軽い質感のオイルになるので、クレンジングなど肌に摩擦が生じやすい作業をするときには最適なオイルです。
そして一緒に用いる精油にはこれもまたスキンケアで頻繁に使われるユーカリを使いました。パルマローザと一緒にブレンドすることで香りに清涼感をもたらしてくれます。
パルマローザは脂肌、乾燥肌、敏感肌をはじめ全ての肌タイプに使うことがでる精油です。肌細胞を活性化させることで皮膚のハリ&弾力を取り戻し、皮脂分泌を正常にする働きがあります。
乾燥肌には皮脂分泌が正常になることで肌が保湿され、オイリー肌には毛穴を引き締めることで肌を引き締める作用が期待できます。
ユーカリはあまりスキンケアでメインに用いる精油ではありませんが、オイリー肌に対して肌を引き締める働きがあります。また、抗炎症&殺菌作用があるので、肌トラブルの予防&改善の働きが期待できると言われています。
これらの香りは不安定な心には鎮静を、そして沈みすぎた気持ちを引き上げるという心のバランスをとる作用もあるので、年末年始から今日に至るまでのアップダウンな心身のバランスを整えてくれます。
肌を見直すことで心身の状態や生活も見直す!
スキンケアも生活習慣も基本に立ち戻って、凍てつく寒さに負けない身体と心作りを今から始めていきましょう!
ぜひ皆さんお試しくださいね。
Text&Photo:Yumiko Hara
モデルとして雑誌・広告等で活躍する一方、自身の肌や体調管理に悩んだのをきっかけにアロマテラピーに出会う。2016年にアロマテラピー・インストラクターの資格を取得し、アロマを用いた手作りコスメのワークショップ「vivalivアロマ部」をスタートさせ、アロマのある暮らしの魅力を伝える活動を行っている。http://vivaliv.jp/