化粧をしたまま寝ると、肌はどれだけダメージを受けるの?

23 April 2019

化粧をしたまま寝ると、肌はどれだけダメージを受けるの?

仕事でクタクタだから、お酒を飲みすぎてしまったから……と化粧をしたまま寝てしまうと、誰もが後ろめたい気持ちになるのでは? 「いつもは寝る前にスキンケアを徹底しているから大丈夫」と軽視するのはNG。いくら"たまに"とは言え、化粧をしたまま寝ると肌に深刻なダメージを与えかねないそう。アメリカ版ウィメンズヘルスは医師の見解を交えて、メイクによる肌へのダメージを徹底解説。

「化粧をしたまま寝る回数が増えれば増えるほど、肌へのダメージは蓄積されていきます」と説明するのは、ニューヨーク市のマウントサイナイ医療センターで皮膚科学の臨床学准教授を務めるジャネット・グラーフ医学博士。「肌は概日リズムに沿って機能しています。睡眠中の肌の最も重要な機能とは、皮膚細胞を再生することです。ファンデーションを塗ったままでは、細胞が再生されるプロセスの妨げとなり、肌にとって大きな負担になります」

普段はしっかり落としていたとしても、化粧をしたままうっかり寝てしまうようなことが多々あれば、肌は確実にダメージを受けてしまうとか。

軽いメイクでさえもNG? それぞれの化粧品によって、肌への影響に違いはあるの? グラーフ医学博士が、メイクによって肌がどのようなダメージを受けるかを解説してくれた。


ファンデーション

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ファンデーションの大きな粒子や色素は、1日を通して崩れていく。これは体内で繰り返される代謝と、汗や皮脂が分泌され、環境汚染物質や細菌、カビやダニなど、外的刺激を受けているせい。代謝による副産物と化粧の崩れは、皮膚細胞の再生を助ける、微小循環の重要な役割を妨げてしまうそう。結果的にコラーゲンが破壊されてシワが目立つようになり、細菌が侵入したまま毛穴を詰まらせるので、ニキビができる原因になるという。


プライマー

肌に有害かどうかは、使い方次第のよう。「1日中プライマーを肌に乗せていれば、汚れは肌に付着するばかり。それをしっかり洗い流さなければ、肌はダメージを受けてしまいます。洗顔をしたうえ、清潔な肌に薄く塗り、保湿剤として使用する分には問題ありません」とグラーフ医学博士。

口紅

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口紅の種類関係なく、口紅を塗ったまま寝てしまうと、唇が荒れたり、乾燥の原因になってしまったりするという。特に色素が濃い口紅は、寝る前にメイク落としできれいに拭き取り、乾き切った唇にリップバームで保湿成分を与えてあげよう。


マスカラ

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「マスカラの粒子がまつげのもうほうを詰まらせて、炎症を起こす恐れがあります。炎症が起きた場合、目が腫れて眼瞼炎(がんけんえん)を引き起こし、細菌が長く居座ると結膜炎を誘発することもあります」とグラーフ医学博士。さらにマスカラをつけたまま寝るとまつげが脆(もろ)くなり、すぐに抜けたり、切れやすくなったりするそう。

それでもあまりの疲労からベッドに倒れ込み、何もできない夜だってあるはず。「そんな日のために、ベッドの横にメイク落としシートを常備しておくといいでしょう」とグラーフ医学博士は提案。「ベッドに寝転がったとき、手を伸ばせば届くところにシートを置いておけば、化粧を落とし忘れることもないでしょう」

 

※この記事は、アメリカ版ウィメンズヘルスから翻訳されました。

Text: Daily Makeover Translation: Yukie Kawabata Photo: Getty Images

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