「筋肉痛を早く治そうとするよりも、筋肉痛にならないようにするほうが大切」と糸魚川さん。下記の方法をトライしてみて。
・運動前にストレッチをする
「いきなり運動をすると、筋肉がびっくりしてしまいます。筋肉痛予防にも、ケガを防ぐという意味でも、しっかりストレッチをして、運動をする前に軽く筋肉に刺激を与えてあげることが重要です。ストレッチには静的・動的の2種類のものがありますが、静的なストレッチがおすすめです。反動をつけずに1箇所20〜30秒行いましょう。筋肉だけでなく関節・けんを伸ばすことで、ケガも防ぐことができます。ポイントは、拮抗筋(きっこうきん)もしっかりストレッチすること。たとえば太ももの前面をストレッチしたら、太ももの裏側も伸ばしてあげてください。また、下肢は一生懸命ストレッチを行う人が多いのですが、上肢は手抜きになりがちです。上半身の筋肉もしっかりストレッチを行いましょう」
・普段から運動をする
「運動を習慣化することで、激しい筋肉痛を避けることができます。できれば週2〜3回くらい、筋トレと有酸素どちらもまんべんなく行えるといいですね」
・タンパク質を摂る
「筋肉痛を防げるわけではないですが、筋肉をつけるためにはタンパク質が必要なので、しっかりと補給してあげましょう。クエン酸は障害予防にもつながります。しかし、摂りすぎはNG。タンパク質の分解は肝臓に負担がかかるため、大量摂取はおすすめできません。また、ビタミンCは抗炎症作用があるので、摂取できるといいですね。筋肉の炎症を抑えてくれるうえ、ケガや老化の予防もしてくれます。あとは、亜鉛やビタミンB1、B6が足りていない人が多いので、運動をする人はとくに気をつけて摂りましょう」