Daisy, Yellow, mayweed, chamomile, Flower, Gerbera, Oxeye daisy, Daisy, Plant, camomile, pinterest

ウィメンズヘルスの編集長、影山桐子によるコラムがスタート。毎月1回お届け予定!

「運を動かす。私を変える」
というのは、ウィメンズヘルスが日本でローンチした時のキャッチフレーズ。
運動をすれば、運が動いて、心も体も健やかになり、幸福度が上がる。
私はそれを信じているし、ウィメンズヘルスを通して成し遂げたいのは、一人でも多くの人の人生の幸福度を上げることです。

個人的にも、運がいいということや、幸せである、ということをスピリチュアルな方向からでなく、科学的に理解するのが好きで、よく本を読んでいます。

先日読んだ本の一節で興味深かったのが、「人の幸福度のうち、50%は遺伝で決まる。残り50%のうち、お金や家族、仕事、結婚といった外的要因に左右されるのはたったの10%である」という話。

今の世の中では、とかく「お金さえあれば幸せになれる」「結婚すれば幸せになれる」「好きな仕事に就ければ幸せになれる」と考えがち。そういった要素に左右される幸福が、たったの10%である、ということに驚いた人も多いのではないでしょうか。逆に考えれば、残りの40%は自分の心の持ち方、行動の仕方で変えられるということ。運動も、この40%に含まれますが、ちょっとした心のテクニックで、今よりもっともっと、幸せになることができるのです。

月に1回のエディターズレターでは、読んで即効性がある、幸福度を上げるためのメソッドをご紹介していこうと思います。

<自分だけの幸せのものさし>を見つける方法

私自身が試してみて、最も即効性があった「幸せになる方法」のひとつが、自分の幸せのものさしを図解すること。例えばこんな感じ。

Text, Font, Calligraphy, Illustration, Paper, Paper product, Art, pinterest

紙の中央に「私」と書いて、その周りに自分にとって大切な「ヒト、モノ、コト」を思いつくまま描いていきます。描いてみると、世間一般に「これがあれば幸せ」「これができれば幸せ」と言われることと、自分にとってこれが大切、ということは違うということに気がつくはず。

例えば私の場合は、「私」に一番近いところに書いたのは家族や愛犬、大切な友人の名前や、仕事、友達とご飯を食べながらおしゃべりする時間など。自分で描いてみて初めて、「あ、私にとって旅行ってそんなに大切じゃないんだ」とか、「ジュエリーやブランドのバッグなどのモノは自分にとっては価値がないんだ」といったことに気がつきました。

他人の幸せと、自分の幸せは違う。自分の幸せを、他人の尺度で測っているうちはいつまでも本当の満足感は得られません。自分にとって大切なものを書き出して、大切なものを今よりもっと大切にしてみる。これだけで、今より確実に幸せな気持ちになれるはず。

とても簡単なので、ぜひお試しあれ!

今月おすすめの一冊



「自分の幸せのものさし」を持つことの大切さを、脳科学的に解説しているわかりやすい本『科学がつきとめた「運のいい人」』(中野信子著/サンマーク出版)は、他にも運がいい人になるための方法を色々紹介していて、おすすめです。

Amazonで詳しくみる

Photo :Gettyimages

Headshot of Kiriko Kageyama
Kiriko Kageyama
エル・グルメ編集長/ウイメンズヘルス編集長

『エル・オンライン(現エル・デジタル)』のファッションエディターを経て、フリーランスに。女性ランナーによる企画集団「ランガール」を設立。その後女性誌立ち上げやWebメディアの立ち上げを経て2017年にウィメンズヘルス』日本版ローンチ時から編集長に。2023年夏よりエル・グルメ編集長も兼務。趣味は料理を作って友人たちに振る舞うこと。