ヨガインストラクターは、1日たった3分でも逆さまになることを勧めている。上下逆さまのポーズでは、血液が脚から心臓に戻り、肺で新鮮な酸素を取り込みやすくなるので血行が良くなるという研究結果もあるそう。酸素を豊富に取り込んだ血液は体内を循環し、細胞機能を活性化する。

でもヘッドスタンドは、多くの人にとってはハードルが高いポーズ。もし、ヘッドスタンドができなくても、ヘッドスタンドによる健康効果や心の平静と同様の効果を得ることは可能なのだとか。

「壁に脚を上げるポーズ」は、運動が苦手な人にも、体が硬い人にも、高血圧の人にも、逆さまになるのが怖いだけの人にもできるポーズ。毎日3~5分このポーズをとるだけで、すっきりするはず。定期的にランニングやエクササイズをする人のリカバリーにもオススメ。 

「壁に脚を上げるポーズ」のやり方

Woman with Afro in colorful room
Naila Ruechel//Getty Images
  1. 床の上であおむけになり、膝を曲げ、両足を壁沿いの床にぴったりつける。
  2. 片脚ずつ壁に上げる。両脚を上げたら、腕でお尻を壁の方に引き寄せる。ハムストリングス全体が床に対して直角になり、壁にピタッとついているのが理想的。でも、最初のうちは壁から数センチ離れていても大丈夫(その方がハムストリングスに負担がかからない)。腰が痛いなら、お尻の下に柔らかい枕を敷いて。そのままホールド。
  3. そのポーズを3分間続けたら、両脚をゆっくりと床に下ろす。急がず焦らず体を起こして床に座り、立ち上がったら深呼吸。

※この記事は、『Prevention』から翻訳されました。
Text: Brook Benten Jimenez, ACSM-Certified Exercise Physiologist Translation: Ai Igamoto

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Nana Fukasawa
ウィメンズヘルス・エディター

2018年に「ウィメンズへルス」編集部にジョイン。アシスタントを経て、エディターとして美容、フード、ダイエットなどの記事を担当。流行りそうなヘルシーキーワードをいち早くキャッチすることを心がけている。CBDや筋膜リリース、アーユルヴェーダ、植物療法を学ぶ、自他共に認める“セルフケア マニア”。2023年初めてのハーフマラソンに挑戦。