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「このままじゃ人生もったいない!」で25キロ減。 池田タニアさんの人生を変えた方法

25キロの減量後10年、リバウンドせずにキープしている秘訣も教えてもらった。

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池田タニアさんのビフォーアフター

神戸を拠点に妹と二人でスタジオ&カフェを経営し、アニマルフローというフィットネスプログラムの指導を行う池田タニアさん。実は彼女は、10年前に一念発起して25キロの減量に成功した過去がある。継続して何事かを頑張るという経験が自信につながり、現在では運動を通して人に幸せを届けるため、さまざまなチャレンジを続けている。そんなタニアさんの減量ストーリーと、営業職からフィットネスの仕事へと転身したきっかけ、そしてこれからの挑戦について教えてもらった。

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スポーツ大好き少女だった子ども時代

池田タニアさんのビフォーアフター

子どもの頃から運動が大好きだったというタニアさん。「空手、サッカー、バレーボール、ハンドボール、ソフトボール、テニス、アイスホッケーなど、2人の兄がやっていたスポーツは全部やらせてもらっていました」。活動量は多かったものの、食事も兄たちと競い合うように同じ量を食べていたため、気がついたらぽっちゃり体形になっていたという。

そんな彼女が3週間で10キロ増量したきっかけが、兄たちと訪れたアメリカでのサッカーキャンプ。朝6時から夜10時までサッカーをする生活だったにもかかわらず、食べ放題の食事でフライドポテトやマッシュポテトなどを食べ続けていたら、10キロ増量して75キロになっていた。この時タニアさん18歳。

2

「このままじゃ人生もったいない」と減量を決意

池田タニアさんのビフォーアフター

そんな彼女が一念発起したのが19歳の時。「このままじゃ人生もったいないと思ったんです。太っている人は怒っている人が多いイメージ。私もハッピーじゃなくて、何に対しても怒っていました。痩せたらもっと楽しいのかなと、自分のために何かしようと思ったんです」。

テレビのバラエティ番組で、激痩せした人たちの皮膚がたるんで残っているのを見ていたので、そうならないよう、ゆっくり時間をかけて痩せようと決めた。

3

食事は19時まで。お菓子は禁止

池田タニアさんのビフォーアフター

タニアさんの減量方法は以下の通り。

  • 食事は19時までに摂る(19時を過ぎたら絶対食べない)
  • 炭水化物は17時までに摂る
  • 水、お茶、コーヒー以外の飲み物は飲まない
  • お菓子は食べない
  • 週に5日は運動する

「最初の2カ月は食べたくて食べたくて、辛かったです。でも「discipline(規律)を持つ」という言葉が好きだったので、それを体現してみようと心に決めました。食欲も抑えられないなら、人生何もできないと思って」

2カ月経つ頃には体も変わってきて、鏡を見るたびにうれしくて、自信がついて、続けたいと思えた。最初の2カ月で5、6キロ、半年で10キロ。そこから1年半かけて20キロを落としていった。

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4年で25キロ減量に成功も、最後の半年は拒食症に

池田タニアさんのビフォーアフター

2年で体重を落とし、その後の2年で引き締めていくという方法で、恐れていた皮膚のダブつきもなく、みるみる痩せていったタニアさん。ところが痩せることに囚われ過ぎて、最後の半年は拒食症気味になってしまったという。

「また太るのが怖くて食べることが怖くなり、最後は食べなくなりました。おにぎりを一口食べるだけで怖くなって、体重は45キロにまで落ちました。でも、健康的に痩せることが目的だと思い出し、半年でまた食べられるようになりました。何を、どう食べるといいのか、とにかく自分で調べてそれを実践するようにしました」

これで現在の51キロにまで戻し、以来10年間ほぼそのスタイルを維持しているそう。

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ダイエットは食事が85%だから、食事管理でリバウンドを防ぐ

池田タニアさんのビフォーアフター

タニアさんの持論では、ダイエットは食事が85%。10年間リバウンドせずに維持している秘密を教えてもらった。

「今は、必要最低限以上のものは食べないようにしています。お酒も飲みません。お菓子もほとんど食べません。8カ月ほど前からグルテンフリーにしていますが、とても体調がいいです。あとは7年間コンビニのおにぎりやお弁当などは一切食べていません。自分に合った食べ方、どういう食事が体を元気にするのかは、人それぞれ違うので、日々の研究が大切だと思います」

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世界を飛び回る営業職をやめて運動の世界へ

池田タニアさんのビフォーアフター

大学時代に減量し、就職して社会人になったタニアさんは海外を飛び回る営業職として東京で働いていた。そんな時に再び訪れた転機が、フィットネストレーナーへの転身だ。

「26歳の時、兄の結婚祝いのために東京から長野まで犬を背負って3日かけて自転車で結婚式に駆けつけたんです。その道中に自分自身と向き合うことができて、今の仕事のままじゃなりたい自分になれないと気がつきました。その2週間後には辞表を提出して神戸の実家に戻りました」

友人の紹介で当時はまだ日本でも指導者が少なかったアニマルフローを知り、香港に飛んで指導者の資格を取得。現在アンバサダーを務めるルルレモンにも、店頭で自らを売り込むなどして活動の場を広げていったそう。

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TikTokに寄せられる若者からのSOS

池田タニアさんのビフォーアフター

2023年6月には妹と2人で神戸にカフェを併設したスタジオをオープンし、毎朝フィットネスクラスも担当しているタニアさんだが、最近はTikTokでハッピーでいるための心がけをシェアするのも日課になっている。すると、多くの学生からメンタルヘルスにまつわる悩みやSOSメッセージが届くようになった。

「私はカウンセリングの専門家ではないので個別の回答は控えているのですが、こんなにもメンタルヘルスの悩みを抱えている若者が多いことにショックを受けました。そして、もっとメンタルヘルスの問題についてオープンに語り、解決できる世の中にしていかなければと強く思いました」

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自身の限界を超える挑戦で勇気を届けたい

池田タニアさんのビフォーアフター

そんな想いのもと決意したのが、2024年春に神戸から東京までを10日間かけて走るというチャレンジだ。毎日60キロを10日間。考えるだけで気が遠くなる距離だが、実は彼女はまだフルマラソンさえも走ったことがないというから驚き。

「みんなが無理だと思うことを可能にしたかったんです。不可能を可能にすることで、見ている人たちが自分もできると思えるから」

タニアさんにとっての生きがいは、運動した後のハッピーな気分。

「人生って幸せだな、人生楽しいなと思えるのは、運動した後だと思うんです。朝から運動すれば、爽快な気分で仕事に行くことができる。私自身が運動で人生が変わったので、これからは運動を通して多くの人を元気にしていけたらいいなと思います」

タニアさんの不可能を可能にするチャレンジは、ウィメンズヘルスとしても応援していきたい!

Headshot of Kiriko Kageyama
Kiriko Kageyama
エル・グルメ編集長/ウイメンズヘルス編集長

『エル・オンライン(現エル・デジタル)』のファッションエディターを経て、フリーランスに。女性ランナーによる企画集団「ランガール」を設立。その後女性誌立ち上げやWebメディアの立ち上げを経て2017年にウィメンズヘルス』日本版ローンチ時から編集長に。2023年夏よりエル・グルメ編集長も兼務。趣味は料理を作って友人たちに振る舞うこと。

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