睡眠の質が悪いと怒りっぽくなるだけじゃなくて、体重も増えるそう。最近の研究では、8時間よりも睡眠が少ないと、ストレスホルモンのコルチゾールが増えて、これが腸内の微生物に悪影響を与えてしまい、代謝を悪くしてしまうそう。その内容をUK版「ウィメンズヘルス」からご紹介。
困る! と思った人もこれは毎日の小さなことを変えるだけで改善可能なので安心して。このテクニックで夜もぐっすり寝て代謝をアップさせて!
1. 夜に筋力トレーニングをする
仕事が終わったら、会社のデスクから真っすぐにジムの筋トレコーナーへ! 夜に筋トレをすることでその後16時間は代謝をアップできる、とスポーツ栄養学の専門誌『International Journal of Sport Nutrition』。
まだジムに入っていない、という人は器具なしで家でもできるエクササイズを参考にしてみて。
2. いつものプロテインシェイクを変えてみる
普段のワークアウト後に飲んでいるプロテインを、筋肉に効果のあるホエイプロテインではなく、牛乳から作られたカゼインプロテインの入ったものにして。カゼインプロテインは吸収に時間がかかり、ゆっくりと8時間程度をかけて代謝される。そのため、夜に寝ている間も代謝を高い状態でキープしてくれる。
3. お尻をシャワーで冷やす
エクササイズ後の冷たいシャワーは乳酸を流してくれるだけじゃなく、もっと他にも効果があるという。「PLoS ONE」の研究によると、褐色脂肪細胞を刺激するには30秒の冷たいシャワーで十分だとか。それだけで褐色脂肪細胞の働きをよくして、寝ている間だけでも最大400カロリーも消費してくれるそう。
4. いつもと違うものを飲む
緑茶に含まれるフラボノイドは代謝を上げてくれる。さらに、一日3杯飲むと夜寝ているうちに3.5%も多くカロリーを消費してくれる、と専門誌の『American Journal of Clinical Nutrition』。
カフェインが入っているのが心配? でも緑茶を飲むと夜の10時まで目がさえるかもしれないけれど、夜通し起きてしまうわけではない。
5. 寒い部屋で寝る
夜に暖房をつけて寝ると電気代が高くなるだけではない。
National Institutes of Healthの研究によると、部屋の温度を約19℃にしていると、7%もカロリー消費が上がるそう。これは、身体が体内の温度をキープしようとして、脂肪を燃やすため。
Text:Edward Lane Translation:Noriko Yanagisawa Photo:Getty Images