緑茶とコーヒーを1:1で割って、飲むだけのダイエット「緑茶コーヒーダイエット」って知っている? 100人以上の実践者は、平均1カ月で-6.2kgという驚異の結果を残している。そんな成功者続出のダイエットなんて気になる……。今回は、ダイエット外来ドクターである、工藤孝文さんが考案した、この「緑茶コーヒーダイエット」の効果、やり方、作り方など徹底的に解説してもらった。

目次

緑茶コーヒーダイエットの効果やメリット

① コーヒー、緑茶ともに痩せ効果がある

「緑茶コーヒーの最大のポイントは、コーヒーと緑茶に共通する成分である『カフェイン』に加えて、コーヒーの『クロロゲン酸』、さらに緑茶の『カテキン』を掛け合わせることで、脂肪燃焼効果が高まることです。コーヒーに含まれる『クロロゲン酸』はミルクを足すと吸収率が落ちるため、カフェラテなどで飲むのではなく、あくまでもブラックで飲むことが大切です」

② 栄養素をバランスよくとれる

「コーヒーと緑茶をミックスさせれば、コーヒー単体だと多くなりがちなカフェイン含有量が減ります。さらに緑茶の成分の一つ、テアニンにはリラックス効果があるため、コーヒーと混ぜることでカフェインの覚醒作用や緊張作用を緩和させます。ストレス食いを防ぐことにもつながります」

③ それぞれのメリットがデメリットを補う

「緑茶とコーヒーをミックスさせて飲むことが重要です。同時に飲むと、それぞれの成分の体内濃度が合わさり、相乗効果が期待できるのです。痩せ効果のあるコーヒーのクロロゲン酸は食後血糖値の上昇を抑えますが、同じくコーヒーに含まれるカフェインは一時的に血糖値を上昇させてしまいます。しかし、ここに緑茶を加えることで、カテキンに含まれる『エピガロカテキンガレート』という成分が、小腸からの糖質の吸収量を減らし、急激な血糖の上昇を抑えてくれるから、食後の血糖値が上がりにくいのです」

緑茶コーヒーダイエットのやり方

一日最低3杯、食事の15分前に飲むだけ! 1週間~10日続けると、体重が落ちていくのを実感できるはず。

「私の場合、他に並行して行ったダイエットは一切ありません。無理に食事制限や運動をする必要はないんです」と工藤さん。

緑茶コーヒーダイエットの作り方と選び方

■作り方

基本の緑茶コーヒーは、緑茶とコーヒーを1:1で割ったら完成。1回量はマグカップ1杯分(250ml~300ml)程度がおすすめ。

■選び方

緑茶コーヒーは市販品やインスタントでも良いけれど、選ぶポイントはこちら。

コーヒー:浅煎りがベター。缶コーヒーを使うときは、砂糖やミルクが入っていない純粋なブラックに。
緑茶:茶カテキンとテアニンがバランスよく入っていて、コーヒーと相性が良いのは「煎茶」。

また、作るのがめんどうという人には、「ファイン」の緑茶コーヒーの粉末もおすすめ。とても飲みやすく、持ち運びにも便利で手軽だから、ダイエットの成功へと導いてくれる!

ファイン(FINE JAPAN) 緑茶コーヒー ダイエット 工藤孝文先生監修 (30包入)×2個セット

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緑茶コーヒーの味は? まずい?

エディターNANAは、取材後から緑茶コーヒーダイエットを実践中。緑茶コーヒーは一体どんな味……。

「緑茶とコーヒーをミックスしたら、まずいのでは? と思っていたのですが、飲んでみたらとても飲みやすくて、驚きました。コーヒーを少し薄くしたような味、麦茶に近いです。これなら、コーヒーが苦手な人も飲めてしまいそう」(エディターNANA)

■お話をうかがったのは……

工藤孝文(くどう・たかふみ)先生

緑茶コーヒー

糖尿病内科医・統合医療医・漢方医。
福岡大学医学部卒業後、アイルランド、オーストラリアへ留学。現在は、自身のクリニック:みやま市工藤内科で地域医療に力を注いでいる。NHK「ガッテン!」日本テレビ「世界一受けたい授業」などテレビ出演多数。著書は50冊以上におよび、アスコム「やせる出汁」は、15万部突破のベストセラー。日本内科学会・日本糖尿病学会・日本肥満学会・日本東洋医学会・日本抗加齢医学会・日本女性医学学会・日本高血圧学会、日本甲状腺学会・日本遠隔医療学会・小児慢性疾病指定医。

元デブ医者が教える おいしく飲んでみるみるやせる 緑茶コーヒーダイエット

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Headshot of Nana Fukasawa
Nana Fukasawa
ウィメンズヘルス・エディター

2018年に「ウィメンズへルス」編集部にジョイン。アシスタントを経て、エディターとして美容、フード、ダイエットなどの記事を担当。流行りそうなヘルシーキーワードをいち早くキャッチすることを心がけている。CBDや筋膜リリース、アーユルヴェーダ、植物療法を学ぶ、自他共に認める“セルフケア マニア”。2023年初めてのハーフマラソンに挑戦。