顔の印象を左右する首のシワ。首のシワが気になる、きれいなデコルテを目指したい! と思う人は多いのでは? 今回は、首のシワの原因やシワのない首を目指す方法をご紹介。

<目次>

首のシワの原因

首のシワの主な原因は、以下の2つ。

①猫背などの姿勢が悪い状態での長時間作業

姿勢が悪いと首こりや肩こりだけでなく、首の神経を圧迫してさまざまな不調を招く。首の血流が悪くなることによって肌荒れの原因になったり、首のシワが刻まれたりする原因になる。

また、スマホの長時間の使用により、首が前に出てしまっている「スマホ首」は、胸鎖乳突筋に力が入っている状態。この状態が続くと首のシワだけでなく、二重アゴや顔のたるみにもつながる。胸鎖乳突筋をほぐし、縮んだ首・肩回りの筋肉をしっかり伸ばすことで首のシワ対策にもつながる。

参考記事:「その頭痛、腰痛、肌荒れは「スマホ首」が原因かも? 改善方法と予防策を専門家が解説

②肌の保湿不足

首の皮膚は薄いため、保湿が足りていないことによってシワが目立ちやすくなってしまうそう。首の保湿ケアは顔のケアと比べておろそかになりがちだから、気を付けて。首から鎖骨にかけてのデコルテ部分もしっかりケアを行おう。

では、首のシワをなくすには具体的にどうすればいい? 姿勢を改善して首のシワをなくし、きれいなデコルテを手に入れる方法を見ていこう。

正しい姿勢で座る方法

姿勢が悪いまま長時間座っていることは、首のシワにとって悪影響。まずは、普段の座っている姿勢を改善することから始めてみよう。

instagramView full post on Instagram

パーソナルフェイストレーナーの木村祐介さんによると、「骨盤底筋」のあたりを座面に着き座るのがよい姿勢なのだそう。この座り方は、骨盤の支点が中心に来る座り方になることで、座面、骨盤から頭までがバランスよく立てられるようになる。

また、頭が正しい位置にあることで胸鎖乳突筋に余計な力がかかることもなくなる。

骨盤底筋のあたりは内臓を支えているため、骨盤底筋が座面に当たると物質の「床反力」で同じ力が真逆の内臓側のインナーマッスルなどへと働く。正しい姿勢で座ることは、インナーマッスルを鍛えることにもつながる。

この座り方が難しいという人には、骨盤サポートシートに座るのもおすすめ。「メディコアリリーフ」は、いつも座っている椅子にプラスするだけで、骨盤が立ち、意識せずとも正しい姿勢になる。

バックジョイ 【バックジョイ】メディコアリリーフ レギュラー

【バックジョイ】メディコアリリーフ レギュラー
¥7,920
shop.womenshealth-jp.com で見る

参考記事:「【木村祐介の小顔塾 Vol.21】“座る位置”を変えるだけで美人になる?

首のシワ知らず! デコルテの鍛え方

シワのない美しい首を手に入れたいなら、鎖骨を鍛えることが大切。鎖骨には、背中まで広く覆っている僧帽筋や、胸の表面にある大胸筋、腕を動かすときに使う三角筋など多くの筋肉がくっついている。これらの筋肉をほぐし、バランスよく鍛えよう。

“美尻王子”こと竹田純さんが、自宅でできる簡単エクササイズを教えてくれた。

これはyouTubeの内容です。詳細はそちらでご確認いただけます。
【宅トレ動画】“老け”デコルテは5分のエクササイズで解消! 鎖骨美人になろう
【宅トレ動画】“老け”デコルテは5分のエクササイズで解消! 鎖骨美人になろう thumnail
Watch onWatch on YouTube

1.あぐらで床に座り、肩を上げないようにして両手を頭の上に。手の位置は動かさず、両ヒジを内と外に向ける。8回行う。次に両ヒジをつけられる人は、同様の動きをさらに8回行う。

2.同じ体勢で、片ヒジずつ交互に開閉を繰り返す。このとき、顔は動かしている腕の方に向ける。

ポイント:肩は下げたまま、背筋を伸ばすことを意識して。

3.再び両ヒジの開閉を行う。今度はヒジを外側に向けるときにアクセントをつけるよう、リズミカルに16回。

4.手の平を外に回して背筋を天井方向に伸ばし、手の平を内へ回して背筋を前方向に伸ばす。この動作をリラックスしながら数回繰り返す。

5.両腕は伸ばしたまま、手のひらは外方向へ回した状態をキープ。みぞおちを押されている感覚で胸からおなかを前後に動かす。上体を後ろへ引くときはゆっくり息を吐き、戻すときは吸う。4回行う。

6.同様の動きを片腕ずつ行う。次に、5の動きをスピードを上げて16回。

7.ワキを伸ばすイメージで、片方の腕を天井方向に伸ばす。このとき腕が引っ張られているように、腕の付け根から伸ばすのがポイント。交互に8回。

ポイント:目線は伸ばしている手に向けよう。

8.7の動作を、今度は小さな動きでスピーディに。片腕16回ずつ。

9.最後は体側から腕を伸ばすように、体の両側をストレッチ。肩を一周回して終了。

参考記事:「【宅トレ動画】“老け”デコルテは5分のエクササイズで解消! 鎖骨美人になろう

首のシワ対策・デコルテのストレッチとマッサージ

ここでは、ボタニカルトリートメントサロン「the CLEANESS」のオーナーセラピスト小原裕貴さんが教えてくれた、マッサージとストレッチをご紹介。

凝り固まった首周りをしっかりほぐし、血流をよくしよう。クリームを塗りながら行えば、しっかり保湿もできるからおすすめ。

①鎖骨のむくみを取るマッサージ
鎖骨 マッサージ

「鎖骨まわりがむくんでいると、それだけでくっきりとした鎖骨は出ません。まず、人差し指から小指までの指を4本揃えて鎖骨のすぐ下にセットします。そこを血流を促す気持ちでさするようにマッサージを。次にそのまま指を上に移動して、鎖骨を2本ずつ指で挟むようにして同じようにさすってください。これだけですっきりします」

②鎖骨から首のストレッチ
鎖骨から首のストレッチ

「まず右手を左の鎖骨あたりに軽く添えます。その状態で首を右斜め後ろに引くように倒していきます。それで鎖骨の上側あたりと首を伸ばしていきます。この時、あごは引くのではなくて突き出すようにするとより首が伸びます

③首(胸鎖乳突筋)ほぐし
胸鎖乳突筋ほぐし

「耳の下から鎖骨に向かって首の両側にある太い筋肉が『胸鎖乳突筋』です。顔を横に向けてやや下を向くとボコっと出てきます。そこを人差し指から小指までそろえた4本と親指で挟むように持ちます。そこをつかんで優しく上に引っ張ったり、軽く揺らしたりしてほぐしていきます。胸鎖乳突筋の耳に近い上のほうからほぐしていき、少しずつ下にずらしていきましょう。左右両方行います」

参考記事:「目指せ「鎖骨美人」! 自宅で簡単にできる6つのデコルテケアとは?

まとめ

首のシワ対策には、下記の2点が重要!

①首をしっかり動かすこと

②首を使ったらしっかりほぐすこと

自分の姿勢を意識しながら、トレーニングやマッサージを続けていこう。

Headshot of Nao Sakamoto
Nao Sakamoto
エディター

アシスタントエディターとしてSNS業務も担当。人間の心理、睡眠や美容に興味を持ち、記事執筆を行っている。自他ともに認める運動音痴だが、最近ヨガとピラティスで心と体を整え始めた。健康なライフスタイルを送りたいため、1日1食オートミール生活を実践中。