セレーナ・ゴメスがコスメブランドの立ち上げを計画していることが最初に伝えられたのは、2019年8月。そしてこのほど、セレーナ自身がインスタグラムへの投稿で、そのブランドのローンチを正式発表した。コスメ専門店「セフォラ(Sephora)」で今夏、「レア・ビューティ(Rare Beauty)」と名付けたコスメラインの販売を開始するという。
「皆さん、私はこの特別なプロジェクトに約2年前から取り組んできました。今年の夏、北米のセフォラでローンチします!」
先ごろインスタグラムに開設された「レア・ビューティ」のアカウントは、このブランドに関するより詳しい情報を提供している(フォロワーはすでに100万人以上!)。
「ブランドの創設者であるセレーナは、私たちの誰もがユニーク(唯一無二)、またはレア(まれな)存在だと考えています」「ですが、現在ではあまりに多くの人たちが、非現実的で実現不可能なことを目指さなければいけないという考えにとらわれています。『レア・ビューティ』は、私たち自身を受け入れます。そして私たちの不完全さのなかに、美しさを見出します」
セレーナは自身のインスタグラムに投稿した動画で、制作の舞台裏も紹介。それによると、ラインナップには口紅とアイメイク製品、チーク、ハイライトなどが含まれるとみられる。また、動画のナレーションのなかでセレーナは、次のように語っている。
「レアであることは、自分自身を受け入れること」「私たち全員が自分を誰かと比べるのをやめ、自分自身のユニークさを大切にするようになれたらいいなと思うの」
セレーナはこのところ、明るく鮮やかなピンクやレッドのリップでレッドカーペットやTVに登場している。それらがこのブランドのものである可能性は高いと言えそう。
『WWD』誌は昨年8月、セレーナが「フレグランスとコスメ、スキンケア、ヘアケア、石鹸、エッセンシャルオイル」を含むラインの発売に向けて特許と商標登録を申請したと伝えていた。
また彼女は2011年にも、「セレーナ・ゴメス・オードパルファム」を発売。コスメのほかファッションでも、「コーチ」や「プーマ」など数々のブランドとパートナーシップを結んだり、コラボレートしたりしている。ディスカウントストア大手の「Kマート」とは、 2010年に衣料品ブランド「Dream Out Loud」を立ち上げた経験も。
コスメの分野に進出するセレブは数多い。レディー・ガガは「Haus Laboratories(ハウスラボラトリーズ)」、リアーナは「フェンティ ビューティ(Fenty Beauty)」を立ち上げ、ジェニファー・ロペスは「イングロット・コスメティクス(Inglot Cosmetics)」のラインをプロデュース。カイリー・ジェンナーとキム・カーダシアンはそれぞれ、自身の名を冠したブランドをローンチしている。
セレーナもこのコスメブランド「レア・ビューティ」で大きな成功を収めるのか、今後に期待したい。
Photo: Getty Images, Courtesy of Selena Gomez and Rare Beauty via Instagram From Harper’s BAZAAR