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モデルとして活躍しながら、アロマテラピー・インストラクターとして手作りアロマコスメのワークショップ「vivalivアロマ部」を運営する原裕美子さんの連載。普段から運動が大好きという原さんのアロマのあるヘルシーライフ。今回は、夏の脂っぽい肌対策にオススメのアロマをご紹介します。

梅雨明けも日を追うごとに待ちに待った夏がもうじきですね!

洋服も6月の始まりと終わりでは、随分薄着になって夏仕様になってきたのではないでしょうか?

そんな薄着の季節だからこそ脇汗に背中汗、もちろん顔も! 汗対策をしっかりしたいところです。

今週はデオドラントにお肌引き締め、脂っぽい肌対策にオススメのアロマを3つ紹介したいと思います。

そしてオススメ3選はコチラ!!

ゼラニウム、ジュニパーベリー、ローズマリーです。

今日オススメするアロマは殺菌&抗菌効果はもちろん皮脂バランスの調整や毛穴を引き締めたり、肌をリフトアップするなどの働きが期待できるものばかりで夏の脂肌対策に役立つ精油になります。

それでは早速それぞれの働きをみていきましょう。

まずゼラニウム。

ゼラニウムはローズと共通の成分を含む精油で、ローズのような華やかな香りとハーバルな香りが一緒に楽しめるリラックスに向く精油です。

そして、ローズ精油をはじめお花の香りの精油は女性に優しい精油で、ホルモンバランスや自律神経の乱れを整えることで心身の不調を改善してくれる働きがあります。

なので、ゼラニウムもそういったバランスを整える働きがあり、心には感情をコントロールする力を養い、身体には余分な水分&老廃物を排出するなどして体内のPH度や水分量を調整したり、皮脂のバランスを調整する働きがあると言われています。

乾燥肌と脂肌、タイプが真反対のどちらのお肌にも使うことができて、夏場にどうしても脂っぽくなりがちな肌の皮脂バランスを調整してくれるところがゼラニウムの優秀なところです。

またゼラニウムには抗菌作用があるため、肌に雑菌が湧くことで起こる肌トラブルを予防&改善してくれます。

次にジュニパーベリー。

ジュニパーベリーはヒノキの仲間の植物で、お酒のジンの香りつけに使われます。

なので、ヒノキのような香りがして、森林浴をしているかのようなウッディでスッキリした香りが特徴です。

そしてこのジュニパーが得意なことは心身の浄化です。

ヨーロッパでは歴史が古い植物で、古くからこの香りが心を浄化するとして宗教儀式に用いられたり、消毒液として使われるなどしてきました。

ドイツやスカンジナビア地方では春になるとジュニパーの実を食べ、冬に溜め込んだ老廃物を排出し身体を浄化してきたそうです。

実際にジュニパーベリーはリフレッシュに向く香りで、心に溜まった負の感情を洗い流して気持ちをリセットし新たなやる気を引き出したり、代謝を高め身体の老廃物&水分を積極的に排出する作用があります。

肌には過剰な皮脂を抑える働きや、殺菌&消毒作用、毛穴の汚れを掃除する作用もあるのでお肌を、清潔に保ち雑菌による肌荒れを予防してくれる効果が期待できます。

最後にローズマリー。

ローズマリーはお料理でも肉の臭み消しに使われたり、香辛料としても使われますね。

肉の臭み消しに使われるだけあってデオドラント効果が期待できます。

また、ローズマリーは美容効果の高い植物でローズマリーをベースに「ハンガリアンウォーター」

別名「若返りの水」を作ることが出来ます。

ローズマリーには皮膚細胞を活性化することでアンチエイジングに役立つ働きをし、毛穴の引き締め、お肌のリフトアップといった効能が期待できます。

汗ばむ肌にオススメ3選いかがでしたでしょうか?

どの精油も香りが全く違うのに共通する効能があったりして面白いですよね。

是非皆さんお気に入りの1本を見つけて夏肌対策にお役立てください。



Text&Photo:Yumiko Hara

Headshot of 原裕美子
原裕美子
モデル、アロマテラピー・インストラクター

モデルとして雑誌・広告等で活躍する一方、自身の肌や体調管理に悩んだのをきっかけにアロマテラピーに出会う。2016年にアロマテラピー・インストラクターの資格を取得し、アロマを用いた手作りコスメのワークショップ「vivalivアロマ部」をスタートさせ、アロマのある暮らしの魅力を伝える活動を行っている。http://vivaliv.jp/