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待ち合わせの到着時間とは、人の性格が垣間見える要素。10分前には到着していたい「真面目タイプ」と、平気で遅刻できてしまう「ゆるいタイプ」……あなたはどっち? ある研究結果によると、遅刻魔のほうが長生きするとか!? オーストラリア版ウィメンズヘルスから、気になる理由をご紹介。

ライフスタイル雑誌『Southern Living』がさまざまな研究結果を分析した結果、遅刻をすることと、長生きや成功には強い相関関係があることが明らかになった。簡潔にいうと、ストレスは私たちの健康に悪影響を及ぼすもの。遅刻しがちな人は、常に時間通りに物事をこなそうとする人に比べると、ストレスをためにくい傾向にあるため、脳卒中や心臓病、高血圧症になるリスクが低いとか。それだけでなく、遅刻魔たちは人生や世界に対してよりポジティブな印象を抱いていたそう。中には、「やりたいことを片付けつつも、待ち合わせ時間に間に合うことができる!」と楽観的に考える人も多い模様。

「遅刻する人の大半は楽観的で、非現実的である傾向にあります」と説明するのは、『Never Be Late Again』の著者、ダイアナ・デロンザー。「ぴったり1時間でやるべきことを全てやり遂げた日のことは鮮明に覚えていても、できなかった日のことはすっかり忘れていたりします。このように、若干抜けている人も多いですね」

でも、なぜポジティブであることが長生きにつながるのだろう? この質問に、ハーバード大学医学大学院の科学者たちはこう回答している。「楽観的な思考が、手術の回復や病気と戦ううえでもプラスに作用することが最新の研究結果からわかっています。前向きな姿勢が健康や寿命にもたらすパワーには、私たちも驚かされています。より早い段階で楽観的に物事を見ることができるようになれば、その後15〜40年は健康的に過ごせる可能性が高く、さらに死亡率も下がる傾向にあることが、さまざまな研究者たちより発表されています」

もちろん相手を待たせるのはよくないけれど、もう少し肩の力を抜いてもいいのかも。スヌーズボタンを押してしまう自分も、ある程度許容してあげて。

※この記事は、オーストラリア版ウィメンズヘルスから翻訳されました。



Text: Lucy Bode Translation: Yukie Kawabata Photo: Getty Images