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ダイエットならどれも同じというわけではなく、中には正直どうかと思うものもある (アルカリ性ダイエットとか)。幸いなことに、怪しげな種類をより分けて、実際にヘルシーなミールプランを突き止めるのをリサーチが手伝ってくれた。アメリカの情報サイトU.S. News and Reportsが2018年のダイエットの格付けを発表。かなり意外なダイエットもランクインしている。

体重を減らすのに最も適したダイエットの第1位に (2年連続で!) に選ばれたのは、ウエイト・ウォッチャーズ。オプラ・ウィンフリーのイチ押しと聞けば、母親世代のダイエットプランなのではと思うかもしれないけれど、ポイントベースのシステム (栄養価が低いのにカロリーが多い食品はポイントが高く、栄養価が高くてカロリーが少ない食品はポイントが低い) は、実際に機能する。格付けを行った専門家たちもスマートかつ効果的であることを認めているだけあって、ウエイト・ウォッチャーズは即効性のあるダイエット、経済的なダイエットのカテゴリーでも1位を獲得している。

第2位に選ばれたのは、ボリューメトリクス。栄養たっぷり (そして低カロリー) の食材でお腹を満たすことに主軸を置いたダイエットプラン。例えば、大きなボウルに入ったホウレン草やロースト人参では、ひとつかみのナッツと同等のカロリーを摂ることにはなるものの、食べるのに時間がかかり、満腹感も持続するだろういう考え方。

ボリューメトリクスに続いて第3位を獲得したのは、分量コントロールされたヘルシーなミールがパッケージに入って届くジェニー・クレイグのミールプラン。第4位のヴィーガンダイエットおよび第5位のフレキシタリアンダイエットがランクインしたのは、どちらも高カロリー・高脂質のお肉や乳製品が少なく、フルーツに野菜、全粒穀物を豊富に摂る食事法だから。

長期的な体の健康と病気の予防という点で優れたダイエットも発表され、地中海ダイエットとDASHダイエットが1位タイ。地中海ダイエットでは、脂肪分の少ないお肉、野菜、良質な脂肪が重要視され、赤身肉、砂糖、飽和脂肪酸が控えめ。このミールプランに従う人々は、アメリカ人よりも疾患が少なく長生きすることがハイスコア獲得の理由。DASHダイエットは、フルーツ、野菜、全粒穀物、低脂肪乳製品、脂肪の少ないお肉の摂取に重点を置き、高脂質のタンパク質源、乳製品、塩、砂糖を減らすというもの。第3位にフレキシタリアン、第4位にウエイト・ウォッチャーズ、第5位には脳に良いとされる食材に焦点を当てたMINDダイエットがランクインしている。

驚くべきことに、人気のケトン体ダイエットは、今年はじめてランクインを果たしたものの、総合ランキングで最下位タイという結果に終わった。炭水化物を排除して、脂肪とタンパク質をたっぷり摂るケトン体ダイエットは、継続するのが難しい。また、大量の脂肪とタンパク質を体が処理しなければならないので、肝臓や腎臓の病気を抱える人には負担が大きいと専門家は考えている。

結局のところ、ヘルシーな食生活とは、制限が激しすぎない食事法を選び (実際に習慣化するために)、砂糖で甘い食品や塩分とアンヘルシーな脂肪の代わりに、フルーツに野菜、そして全粒穀物や脂肪分の少ないタンパク質源の摂取量を増やすことにある。でも、オプラに続くか、自己流で行くかはあなた次第。気分がいいと感じるなら、うまくいっているはず。

※この記事は、アメリカ版ウィメンズヘルスから翻訳されました。



Text: Kristin Canning Translation: Ai Igamoto Photo:Getty Images