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ピザやアイスクリームをはじめとする世界中の美味しい食べ物のすべてを、シェイプアップのためにやめるなんて不可能だと思うなら、今日のあなたはラッキー。管理栄養士の中に少なくとも一人は、やめなくていいと言う人が現れた。体重を減らすのが目的なら、ちょっとくらいは炭水化物や砂糖も必要だという。

理学修士で認定管理栄養士のアマンダ・ベイカー・レメインは、 “ご褒美2回ルール” と呼ばれるダイエット方法を考案した。「その背景にある考えは、いたってシンプル。体重を減らしたければ全体的にヘルシーな食事をするべきだけど、分量をコントロールしたお気に入りのおやつを、ご褒美として1週間に2食分楽しむのを良しとする」

「このルールは、クライアントに “控えめ” な量を説明する方法として思いついた」 というレメイン。「実際にどのくらいが控えめなのか分からない人が多くて。それに、一発できれいさっぱりおやつをやめるより、ご褒美として食べられた方が続けられるでしょう」

「今後の人生でカップケーキやピザを二度と目にしないなんて考えるのは、非現実的」 と彼女は続ける。しかも、実際に食べていいと分かっていれば、調子に乗って食べ過ぎてしまう可能性も少ない。「大好きな食べ物を二度と食べられないと言われたら、ますます食べたくなるもの」

レメインによると、週2回だけ、お気に入りの食べ物を控えめな分量で食べ、残りの時間はヘルシーな食生活を送っている限り、その2回のご褒美で結果が変わることはまずない。もちろん、アイスクリームは1スクープだけ、ピザなら1切れだけとリミットを設ける必要はあるけれど、何もないよりずっといい。

ご褒美以外のシーンでヘルシーな食事を続けることが成功の鍵。レメインが植物性の食材に重点を置き、非デンプン質の野菜、穀物、脂肪分の少ないタンパク質を中心とした食生活を勧めるのは、これが理由。「食事の大部分がそれなら、2食分のご褒美を加えたところで大した影響は出ない」 そう。

大好きなおやつを食べるにあたっては、妥当な分量に抑えるのが死ぬほど大変なのを踏まえ、レメインは、家にはおやつを置かず、外に食べに行くよう勧めている。アイスクリームが好きなら、冷凍庫に大きな箱をキープせず、インスタを湧かせる流行りのお店に友達と出掛け、1つだけ買えばいい。

「そのために家を出なければいけないとなると、ちょっと考える」。つまり、毎日一日中好きな物を好きなだけ食べることがなくなる。「お店で買えば、分量もあらかじめコントロールされている」

※この記事は、アメリカ版ウィメンズヘルスから翻訳されました。



Text: Korin Miller Translation: Ai Igamoto Photo: Getty Images

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Nana Fukasawa
ウィメンズヘルス・エディター

2018年に「ウィメンズへルス」編集部にジョイン。アシスタントを経て、エディターとして美容、フード、ダイエットなどの記事を担当。流行りそうなヘルシーキーワードをいち早くキャッチすることを心がけている。CBDや筋膜リリース、アーユルヴェーダ、植物療法を学ぶ、自他共に認める“セルフケア マニア”。2023年初めてのハーフマラソンに挑戦。