次期大統領候補!? 数字で分析する、メディア女王オプラ・ウィンフリーのケタ外れ半生
1月29日で65歳を迎える、世界で最も影響力の高い女性のひとりオプラ・ウィンフリー。幅広く愛され、「オプラこそ次....
1月29日で65歳を迎える、世界で最も影響力の高い女性のひとりオプラ・ウィンフリー。幅広く愛され、「オプラこそ次の大統領!」と言う人も数知れず。ではなぜ彼女はこんなに人気なのか? 唯一無二の存在になるまでの道のりを、その人生を象徴する数字とともにここに分析。
Photos: Getty Images
冠番組は25年間で4,561回放送、平均視聴者数は1日1,000~2,000万人
1977年からは、トークショー『People Are Talking』の共同司会者としてのキャリアを開始、着実に人気を獲得してゆく。1983年、低視聴率に悩むシカゴのTV局が朝の番組のホストを探していると聞いた彼女は、徹夜でオーディションテープを作り上げ、1984年にはシカゴに移り『AM Chicago』というトークショーのホストに就任。番組はすぐさま評判を呼び、1985年には名前を変え、やがて世界に旋風を巻き起こすことになる『The Oprah Winfrey Show』が誕生する。
自身の名を冠したこのトークショーは好評を得て、1986年に全国拡大。2011年5月25日までの25年間で、計4561回放送された。世界145カ国でオンエアされ、視聴者の平均数は1日に1,000~2,000万人という莫大な数にのぼり、誰もが知るモンスター番組に成長。なお最高視聴率は1994年2月に放映された回の13.4%で、最終回の視聴者数は1640万人もいたそう。
従業員10,000人以上のプロダクション会社も設立
1986年には、自身の名前「オプラ(Oprah)」を反対から綴った「ハーポ(Harpo)」というマルチメディア制作会社を設立。TV番組の制作をメインとするほか、出版部門もあり、自身の名を冠した『O, the Oprah Magazine』という雑誌なども出している。過去には映画の制作やラジオ放送部門もあった。こうして彼女はメディア女王としてさらに巨額の富と名声を手にしてゆく。
2011年に『The Oprah Winfrey Show』から退いた後は、ケーブルチャンネル局「Own(Oprah Winfrey Network)」をローンチ。これはハーポ傘下に属している。