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ストレスは顔に出さないと思っている人も、言葉には気をつけたほうがいいかも。
自分はストレスに強くて、顔には出さない方だと思っていても、もしかしたら気づかずに周りにばれているかもしれない。その内容をオーストラリア版「ウィメンズヘルス」からご紹介。

Proceedings of the National Academy of Sciencesの専門誌に発表された論文によると、私たちは疲れているときに使いやすい言葉というものがあるそう。

アリゾナ大学の心理学の教授、マティアス・メールは143人のボランティアにボイスレコーダーを2日間装着して喋り方のクセを分析したという。

被験者のテンションが上がると、「本当に」、「かなり」と言った形容詞を多く使う一方で、「彼ら」、「彼らの」といった三人称複数形の代名詞をあまり使わなくなったそう。

話していることを録音するだけでなく、メール教授は白血球に含まれるストレスに影響される50の遺伝子も分析したという。

なんと、メール教授によると、この言語分析の方が、生物学的なデータよりも正確だったとネーチャー誌に明かした。さらに、被験者の言語は本人の気分の申告よりも、正しくストレスを「診断」してくれたという。

つまり簡単に言うと、もしプレッシャーがある環境で落ち着いてふるまいたいのなら、言葉選びには気をつけてということ。

※この記事は、オーストラリア版ウィメンズヘルスから翻訳されました。

Text:Lucy Bode Translation:Noriko Yanagisawa Photo:Getty Images