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体重を落として身体をシェイプしようと思っている時は、特定の食べ物をカットしたり、ジュースクレンズをしたり(絶対にこれは止めて!)、行き過ぎたクリーンイーティングを目指したりするかもしれないけれど、それではきっと長続きはしないはず。

「なにかを変えることはとても難しい。だから小さく始めて、少しずつそれに慣れたら新しい変化を増やしていくのがよい」とSugarCheckedの栄養士、トーリー・テッドロウ。

だから、無理なダイエットをスタートして24時間後に後悔をするのではなく、変化が小さく続けられるものを選んで。でも、たとえ続けられるものを見つけても、特に最初の頃はすぐに挫折しがち。これは、新しい習慣がまだ定着していないから。だからまた昔に戻ってしまう、とテッドロウ氏。

ちゃんと続けるためにも新しいダイエットプランがスタートしたら、なるべくこのダイエットの間違いを犯さないようにして。

ある特定の食べ物や栄養群を完全にカットしない

ダイエットのために乳製品やグルテンに完全に別れを告げようと思っているのなら、それは大きな間違いかもしれない。特定の食べ物や食品群をカットすることは、アレルギーでない限り、むしろ体重を減らすという目標から遠くなってしまう可能性がある。「制限をすると、制限されたものを余計に欲しいと思ったり、食べたいと思ったりしてしまう。そして実際に食べた時も脳がよりおいしいと思ってしまう、とワシントンのマヨクリニックの栄養士、アディナ・ピアソン栄養士。もっと困ったことに、欠乏症状になると、制限したものを次に食べる時には食べ過ぎることになるという。

食欲を無視しない

「他の人が決めた基準で食べる物をコントロールしようとするのは難しい。コントロールされた量を食べるのは、自分の身体の声を聞いて食べるのに比べて満足度が低くなってしまう」とピアソン氏。だから、量もカロリーも決められた冷凍のダイエット食を食べても、すぐにお腹が空いてしまうそう。たとえカロリーが計算されていても、その食事を食べてまだお腹が空いている、と思うのならそのダイエットは長い目で見れば続かない。足りていないという気持ちがあると、どんなに頑張ろうと思っても我慢できなくなる。「誰かに決められた食べるべき量を食べるのではなく、自分が満たされるまで食べた方がいい」とピアソン氏は話す。状況に柔軟に対応して、身体の声を聞くように。

いきなり全てを変えようとしない

Yummlyの栄養とウェルネス担当の栄養士、エドウィナーナ・クラークは、なにかのダイエットをするにあたって、最初から全部変えようとしなくてよいと言う。

もちろん、はじめからがんばろうというその意欲はよいけれど、長期的に体重減を目標にするなら、人生において続けられる意味のある変化を取り入れることだとクラーク氏。結果を出して、それを維持するためには、食生活を変えて、自分にちょうどいい運動を組み合わせて。

たとえば、まずは運動を増やして、それに慣れたら次に食事面を変えるように。そしてこれは数ヶ月かかるかもしれない。

睡眠を削ってまで運動をしたり食事の準備をしない

新しいダイエットや運動のプランは多くの場合、時間も努力も必要。だから、気づけばそれをするために睡眠を削らなくてはいけないことも。でも、それはやめて。「食欲と満腹のホルモンは、寝ることでバランスが取れる。さらに、寝ている間に筋肉が修復される」とボストンメディカルセンターのディレクターのキャロリン・アポヴィアン博士。さらに、睡眠が足りていないと衝動を制御することがむずかしくなり誘惑に弱くなってしまう。ある研究では、睡眠が足りないと翌日はいつもより385kcalも多く食べてしまうことになったという。

ワークアウトは燃焼カロリーだけで選ばない

ランニングはヨガよりもカロリーを燃やすかもしれないけれど、もしランニングが嫌いならきっとやらなくなってしまう。つまり、結局ワークアウトしないことになり、なにもカロリーを燃やさないままになる可能性もあるということ。「運動の計画を立てる時は、自分の好きなエクササイズを入れるように」とテッドロウ氏。週3、4回ヨガを定期的にやるほうが、週に1回か2回走るよりも結果的にカロリーを燃やすことになる。だから、運動をするなら好きなものを選んで。

※この記事は、オーストラリア版ウィメンズヘルスから翻訳されました。

Text:Krissy Brady Text:Noriko Yanagisawa Photo:Getty Images