ついつい、スマホを触るその癖は、健康に悪いかも?!
今朝、最初にスマートフォンを触ったのはいつ? もし、起きてはじめにしたことが、スマートフォンに手を伸ばすことか、シャワーを浴びる前に5回以上スマートフォンを触っていたなら、この最新の研究結果を見てみて。
ハンガリーのHungarianAcademy of Scienceとエトヴェシュ・ローランド大学は若者の危険な傾向についてこう指摘する。
18歳から26歳の若者への実験で、携帯電話を取り上げると、PTSDにも似た心拍パターンを示した人がいたそう!
研究によると、人間は携帯電話に愛着を覚え、引き離されるとストレスを感じるようになるということを裏づけている。それだけでなく、イギリス、レスターのデモンフォート大学が2016年に行った研究では、携帯電話やインターネットをチェックする回数が多いほど、認知ミスが多くなると判明。この「認知」とは、脳機能のことを指している。
この研究の著者、リー・ハドリントン博士は、よくある認知ミスとして、自分のまわりに関して注意力散漫になり、何をしに部屋のこちら側に来たのか忘れる、といった例を挙げる。「日々テクノロジーに触れる機会はとても多く、重要なのにもかかわらず、この分野はまだ研究があまり進んでいない。そして、テクノロジーが私たちにどんな影響を与えているのかも分かっていない。ただ、この研究から分かるのは、スマートフォンでインターネットを使っている人のうち統計上もかなりの人数が認知ミスを経験しているということです」とハドリントン博士。
あなたにも思い当たる節があるのでは。そろそろ、デジタルデトックスが必要かも?
Text:Francesca Menato Translation:Noriko Yanagisawa Photo:Getty Images