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米国栄養学会誌に掲載されたこの研究で分析の対象となったのは、74名の2型糖尿病患者。その半数はフルーツ、穀物類、野菜、ナッツ類、そして1日１回の低脂肪ヨーグルトを摂取するベジタリアンダイエットを行うよう指示を受け、残りの半数は、エネルギーの50%を炭水化物、20%をタンパク質、30%以下を脂質から摂取するという従来の低カロリーダイエットを実施。
半年後、ベジタリアンダイエットの参加者には平均6.2キロもの体重減少が見られたのに対し、低カロリーダイエットでの減量は3キロに留まったそう。
ダイエット法の違いは脂肪貯蔵にも影響。どちらの方法でも似たような皮下脂肪率の低下が見られたけれど、筋膜下の脂肪が減少したのはベジタリアンダイエットを実施した被験者だけだった。
この研究の代表著者であるハナ・カレオヴァ博士は、「これはメタボリックシンドロームおよび2型糖尿病を患う人々を含め、体重を減らそうとしている人にとって重要な結果」だと言う。
「でも真剣に体重管理に取り組み、引き締まった健康な体を維持したい人になら誰にでも当てはまるわ」
Text: Lauren Williamson Translation: Ai Igamoto Photo:Getty Images
