当たり前かもしれないけれど、集中力を保ちたいなら、スマホを自分から遠ざけるべき。でも、前述のアンケートで第1位を獲得したということは、電話やチャットを無視するのが口で言うほど容易ではないということ。職場環境の戦略家で著書に『Tweak It: Make What Matters to You Happen Every Day』を持つカリ・ヨースト・ウィリアムズによると、その誘惑に打ち勝つためには、スマホを引き出しにしまうか、手の届かない場所に置いておくか。そうすれば、プッシュ通知やチャットメッセージが届くたび、スマホに目が行くこともなくなる。仕事でスマホを使うなら、上司やクライアントからの着信音を変え、それ以外の着信音が鳴ったときは出ないようにすればいい。
あえて脳を休ませる
休憩時間を全て返上しなければ、退社時間は早められないと思うかもしれないけれど、それは間違い。少しでも頭を休ませてあげないと、生産性は低下する。『Works a Bitch and Then You Make it Work』の著者でキャリアコンサルタントのアンドレア・ケイいわく、短時間のストレッチやウォーキングをしたり、少しの間デスクから離れたりすれば、体も頭もリフレッシュした状態で仕事に戻ることができるそう。また、ガーフィンクルの話では、90秒のダッシュを挟みながらウォーキングすると、脳が休まり集中力が再び高まるので、うっかりミスやイライラが減り、仕事がはかどるようになる。