いびきは、喉の弛緩(しかん)した組織によって呼吸が妨げられて発生する振動のノイズ。半数の大人がいびきをかいているようだけれど、ほとんどの場合、特に問題ないとのこと。
「大半の人が、いびきをかいていることを自覚していません」とウィンター医学博士。「朝起きて体が休まっていれば、あまり心配する必要はないでしょう」とのこと。
問題視するべきなのは、呼吸が止まるほどいびきをかき、夜中に何度も目が覚めてしまったとき。この症状は、「睡眠時無呼吸症」と呼ばれ、常に眠く感じてしまうのが大きな症状の一つ。「日中に激しい疲労感があり、休憩で腰を下ろした瞬間すぐに眠りに落ちてしまいます」とウィンター医学博士。
この症状に心当たりがあるのなら、すぐに医師の診断を受けて。口腔(こうくう)の装置や、途切れることなくぐっすり眠れるよう気道を広げる「低侵襲手術」など、治療方法もさまざま。
ただし、あおむけの寝姿勢を変えるだけでもいびきは多少抑えられるそう。ウィンター医学博士も「あおむけは、呼吸をするのに最もふさわしくない姿勢」と話している。横向きに寝て、いびきを防止する「ボディーピロー」を使うと、背中を支えてくれるうえ、寝ている間も横向きの姿勢を維持してくれるのでおすすめ。
※この記事は、イギリス版ウィメンズヘルスから翻訳されました。