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おいしく賢く使い分け!食用オイル10種の特徴をおさらい

多彩な種類が出回っている食用油。調理上の向き不向きを覚えて、もっと料理上手に!

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食用油
d3sign//Getty Images

肉や野菜のローストからクッキー、そのほかのどんな料理でも、それぞれに適した食用油がある。しかし、これから自分が作ろうとしている料理にどのオイルが最適なのかを把握しているという人は、少ないかもしれない。

オイルにはそれぞれ独特の風味があり、加熱によって分解され、酸化と劣化が始まる「発煙点」にも違いがある。つまり、その種類によって適した調理方法が異なるということ(発煙点以上に加熱した場合には、有害物質も発生する)。よりおいしい料理を作るために、まずは10種類の食用油の特徴について、チェックしてみて。米『プリベンション』より。

※この記事は、海外のサイトで掲載されたものの翻訳版です。データや研究結果はすべてオリジナル記事によるものです。

From Prevention

1

アボカドオイル

食用油
fcafotodigital//Getty Images

アボカドオイルは、とても幅広く活用できる。軽くて、ナッツのような風味があり、どんなサラダにもよく合う。

発煙点が約270℃と非常に高いことから、高温で調理する揚げ物や焼き物、炒め物など、あらゆる料理に適している。

2

ココナッツオイル

食用油
apomares//Getty Images

低温圧搾(コールドプレス)でも未精製でも、調理用オイルとして一般的になりつつあるココナッツオイル。未精製の場合の発煙点は、中程度の約177℃となっている。オーブンやフライパンを用いた料理など、どんなレシピにも適している。

ただし、ココナッツの風味がもたらす、ほんのり甘いフレーバーが合わないと思える料理には、精製されたオイルを使用するのがおすすめ。

3

エキストラバージンオリーブオイル

食用油
HakanEliacik / 500px//Getty Images

風味を最大限に保つため、低温圧搾されるエキストラバージンオリーブオリーブオイルは、パントリーの定番。

もっとも一般的な使い方は、そのままつけたり浸したり、ドレッシングの材料として使うこと。発煙点は約190℃なので、揚げ物や高温で炒める料理には適していない。

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4

亜麻仁油(フラックスシードオイル)

食用油
fcafotodigital//Getty Images

必須脂肪酸であるリノレン酸とリノール酸を多く含むため、非常に酸化しやすく“不安定”とされるフラックスシードオイルは、熱を加えずに使用するのがベスト。

暗色のガラス瓶に入れ、冷蔵庫で保管するのが最適。

5

グレープシードオイル

食用油
Yana Tatevosian / 500px//Getty Images

ハーバード大学医学大学院が運営する健康情報サイト『ハーバード・ヘルス・パブリッシング』によると、グレープシードオイルは酸化安定性が高いので劣化しにくく、ローストやソテー、炒め物に適している。

風味や香りが穏やかで、料理の味に影響を及ぼさないことも特徴。

6

マカダミアナッツオイル

食用油
Image Professionals GmbH//Getty Images

安定性が高いマカダミアナッツオイルは、ナッツ独特の風味が特徴。オーブンで焼く料理にも、最適の食用油のひとつといえる。

発煙点は中程度の約200℃で、サラダやソテー、炒め物などに適している。

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7

ピーナッツオイル

食用油
jayk7//Getty Images

ハーバード・ヘルス・パブリッシング』はこの食用油について、「安定性の高いオイルのひとつ」と説明している。

ローストやソテー、炒め物、揚げ物にもよく使用され、穏やかなナッツの風味は「アジア料理に最適」とされている。

8

ごま油(セサミオイル)

食用油
hiroyuki nakai//Getty Images

ごま油は発煙点が低い食用油のひとつで、加熱すると分子構造が崩れ、風味が失われてしまう。そのため、サラダのドレッシングに使用したり、できた料理にかけて使用するのに適している。

ハーバード・ヘルス・パブリッシング』は、「中東の料理によく合う」と説明している。

9

ヒマワリ油(サンフラワーオイル)

sunflower seeds and oil on vintage retro wood
skodonnell//Getty Images

発煙点が約227℃のヒマワリ油は、揚げ物にもグリル料理にも、どのような加熱方法にも適している。風味がマイルドであることから、サラダのドレッシングにもおすすめ。

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10

藻類オイル(アルゲオイル)

食用油
Nicolas Lupul / 500px//Getty Images

その名前から香りが気になる人もいるかもしれないが、磯臭さはないのでご安心を。軽くて風味や香りが穏やかなこのオイルは、ほかの食用油と同じように使用することができる。

また、発煙点が約250℃と高いため、オーブンでの調理やローストなど、どのような加熱方法にも適している。マリネやサラダのドレッシングにもおすすめ。

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Ashley Martens
Journalist

Ashley Martens is a wellness writer based in Chicago. With a lifelong passion for all things health and wellness, Ashley enjoys writing about topics to help people live happier and healthier lives. With a foundation in fitness, food, and nutrition, Ashley covers it all including sexual health and travel topics. Ashley is also a NASM-certified personal trainer and group fitness instructor.

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翻訳者。学業・仕事のため、5カ国の7都市でおよそ10年を過ごす。帰国後は経済・ビジネス関連の文書やニュース記事の翻訳を中心に、ウェルネス系の専門誌やアート関連の書籍、映像翻訳も手掛けるなど、長年にわたってフリーランスで活動。常に新たな情報に触れる仕事柄、心がけているのは、「浅くても、 何でも広く知ろうとすること」。

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