寝坊したら、IQが上がって肥満度指数は下がる……? UK版「ウィメンズヘルス」から、興味深い記事をご紹介。
睡眠が体に良いことに疑いの余地はない。多くの研究によって十分に裏付けされてきた。でも目覚ましが鳴ってもスヌーズを押し、起き上がらない自分に対して罪悪感を抱いたことはない? でも、それも今日まで。
『睡眠ジャーナル』に掲載された最近の研究によると、週末に余分な睡眠をとると知能が向上し、体脂肪が低下するという。
この研究は2,156名の成人の睡眠習慣をBMI(肥満度指数)と比較したもの。
平日には十分な睡眠がとれなかったが、週末に多く睡眠を取った被験者グループのBMIは、睡眠を取らなかったグループよりも若干低いという結果となったそう。
論文執筆者は「週末に長く眠ることで、睡眠不足による、もしくは睡眠不足に関連して引き起こる肥満に対する生物学的予防効果が期待できるかもしれない」と結論付ける。
でも朗報はこれだけじゃない。ゆっくり寝ることで、賢くなれるかも……?
睡眠が足りないと、脳がぼんやりして視界が悪くなる。情報を思い出すのも、テキーラをショットで2杯飲み干してから人の名前を覚えるのと同じくらい難しくなるとか。でも、スヌーズ時間を延長することで脳はその困難を克服し、情報処理に拍車をかける。
もちろん体の自然なリズムを壊さないよう、毎日だいたい同じ時間にベッドに入り、同じ時間に起きるのが理想的(米国睡眠医学会は毎日最低7時間の睡眠を推奨している)。
でも日々の睡眠時間が不足するようなら、週末は目覚ましをかけなくていいかも。それに後ろめたさを感じる必要がないなんて、なんとも良いニュース!
http://www.womenshealthmag.co.uk/health/sleep/6871/sleeping-in-weekend-smarter/
Text: Natalie Lukaitis Translation: Ai Igamoto Photo:Getty Images