朝型の人もいれば夜型の人もいる。どんなに朝が苦手であろうと、私たちはみな、朝のルーティンをほんの少し調整するだけで、毎日をより効率的に過ごすことができるようになる。CEOやセレブたちの多くはかなり早起き。『ヴォーグ』編集長のアナ・ウィンターは、みんながまだ眠っている時間にテニスを楽しんでいることで有名。でも、なにも夜明けと共に起きる必要なんてない。以下の4つのアドバイスを実践し、毎日を気持ちよくスタートさせよう! イギリス版ウィメンズからみていこう。

1.  片脚で歯を磨く

片脚立ちで(左右60秒ずつ)歯を磨くようにするだけで、十分な時間をかけて歯を磨く習慣が身に付くだけでなく、バランス感覚と足首を同時に鍛えられるようになる。ここで、木のポーズをマスターする必要はない。タイマーを1分ずつ設定し、片脚立ちで歯を磨く。そうすれば、あなたは仕事を始める前に、既に2つのことを成し遂げたことになる。1つ目は、歯の健康を守ること。2つ目は、朝「ヨガをした」とみんなに言い張れること! 

2.  ベッドを整える

全米睡眠財団(The National Sleep Foundation)が行った調査によると、起床後にベッドを整えている人は、枕やシーツがぐちゃぐちゃのまま寝室のドアを閉めて出かける人に比べて、「夜ぐっすり眠れている」と報告する人の割合が19%高かった。よく眠れるほど、より効率的に1日を過ごすことができる。専門家の主張によれば、朝ベッドを整える習慣は、さらに他のいい行動を生み出すきっかけにもなる。つまり、ベッドをきれいに整えることは、生産性と幸福感の向上にもつながっているんだそう。朝一番によいアクションを起こすことで次々と連鎖反応が起こり、他のいい習慣まで定着しやすくなるみたい。

3.  ヘルシーで高タンパクの朝食を食べる

ヘルシーな朝食は、昼食までエネルギーが持続する以上に効果を発揮する。おすすめはオートミール粥。お手頃で美味しいうえ、短時間でパパッと作ることができるから。研究によると、オーツ麦はコレステロール値を下げるのに役立ち、必須ビタミンとミネラルの素晴らしい供給源で、しかも食物繊維が豊富。ただし、歯の健康を守ることは常日頃から心がけていこう。熱い食べものは基本的に歯の中の神経を刺激するため、痛みを引き起こすことがある。知覚過敏を予防する効果のある歯磨き粉をチョイスして、1日2回、最低でも2分は歯を磨くようにしよう。

4.  一番重要なタスクを優先的に取り組む

受信トレイを開いた途端に、メールに気を取られて本来やるべきことが後回しになることはよくある。私たちは誰もがマルチタスクの達人! でも、一度に1つのことに集中して取り組むほうがはるかに効率的。気を留めていなければ、1日の中でもっとも生産的な時間帯である貴重な朝が、メールや細かな事務作業であっという間に終わってしまうことも。仕事の日は1日の始まりを自分でコントロールし、一番重要なタスクに優先して取り掛かるようにしよう。それが終わるまでは、メールを開かないこと。
 
※この記事は、イギリス版ウィメンズヘルスから翻訳されました。

Text: WOMENS HEALTH X SENSODYNE Translation : Yukie Kawabata

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川畑 幸絵
翻訳者

短大卒業後バンクーバー、メルボルンで2年留学した後、外資系客室乗務員として勤務。2018年に退職後、翻訳者としてフリーランスに転身。アメリカで統合栄養学を学んだ経験もあり。