当たり前に食べている物や、一見ヘルシーに見える食べ物に、実は意外な落とし穴が!? 『40歳からは食べてはいけない病気になる食べ物』(KADOKAWA)の著者であり、オーガニック料理の先駆者であるフードプロデューサーのKIYOさんこと南 清貴さんが教えてくれた、摂り続けると危険な食べ物10選をご紹介。

40歳からは食べてはいけない 病気になる食べもの 「中田敦彦のYouTube大学」で紹介され、大反響!

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1.「トランス脂肪酸」が入った食品

    心疾患のリスクを高めることで知られているトランス脂肪酸。最近では、認知症の発症リスクも懸念されています。トランス脂肪酸は、体の調整機能を低下させる脂肪酸です。

    特にマーガリンやショートニングといった油脂類、これらが使われている菓子パンやスナック菓子ファーストフードやファミリーレストラン、コンビニで売られているお弁当や惣菜にも注意が必要です。また、市販されているサラダ油などにも、トランス脂肪酸は含まれています。

    トランス脂肪酸
    Peter Dazeley//Getty Images

    アメリカではトランス脂肪酸の食品への使用を大幅に制限する措置が発表され、その他の国でもさまざまな対応がとられているほどです。

    2. 外食チェーン店やスーパーで売られている揚げ物

      中でも、お肉を使った揚げ物には手を出さないように! まず動物性タンパク質を摂るということは、動物性脂肪も摂ることになります。しかし動物由来の「飽和脂肪酸」はそもそも摂取を控えたい油。そして、揚げ油はどんなに新しい油を使っていたとしてもオリーブ油以外は、揚げた時点ですでに激しく酸化してしまいます。そんな油で揚げた食品はどれも過酸化脂質まみれ。

      crispy mozzarella sticks
      LauriPatterson//Getty Images

      家庭で揚げ物をした時、揚げ油を濾して何度か使い回す方もいるかと思いますが、極めてリスクが大きいので、やめてください。コストカットが必須となる外食チェーンでは、油の交換が減らされ、新しい油が継ぎ足されるだけということさえあります。油自体、低価格な粗悪品を使っているお店だって少なくないでしょう。

      3. 精製されすぎた穀物

        白米・精製された白い小麦粉・精製された白い砂糖。この3つをまとめて、僕は「白い悪魔の三兄弟」と呼んでいます。

        これらは、カロリーはあってもタンパク質やミネラル、ビタミンなど必要な栄養素が含まれていない単純炭水化物という物質で、その特徴から英語ではエンプティカロリー(空のカロリー)と言われています。「カロリーは高いのに栄養が空っぽ」という意味です。この名前を聞いただけでも、体によくないことが認識できるでしょう。

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        Martin Barraud//Getty Images

        これらは体に取り込むと急激に血糖値を上げる作用があり、糖尿病をはじめ、さまざまな疾患や症状を引き起こす可能性があります。

        4. 添加物の多い加工食品

          大量生産されているパン・スナック菓子・炭酸飲料などの糖が加えてある清涼飲料水と呼ばれているもの・チキンナゲットやミートボールなどの肉加工品・即席めんや・即席スープ・冷凍食品・レトルト食品等。

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          mikroman6//Getty Images

          それらは過度に加工を施され、食品添加物など大量の化学物質を加えて作られたものです。生命を健全に維持するために必要な栄養素を摂取するといった食事本来の目的は期待できないでしょう。

          5. 輸入食肉

            日本は成長ホルモンや抗生物質などが投与された肉を受け入れる、数少ない先進国です。だからオーストラリアやアメリカなど、国産以外どこの国の肉も絶対に買ってはいけません。

            輸入 食肉
            artran//Getty Images

            多少値ははるかもしれませんが、必ず国産を選びましょう。国産の肉だから安全とは言えませんが、国内では成長ホルモンの投与などは認められていないので、その点は少しだけマシ、ということです。

            安全なお肉を選びたい、ということであれば、直接生産者さんと繋がるか、安心して任せられる販売者と繋がるしかない、というのが現状です。

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            6. 加工肉

              ハム・ソーセージ・ベーコンなどの加工肉はさまざまな加工食品の中でも、特に食品添加物を多量に使っています。中でも発色剤の“亜硝酸ナトリウム”は肉に含まれるアミンという物質に反応することで、発がん性リスクの高い物質に変化します。

              supermarket shelf defocus background
              Nirad//Getty Images

              「有機」「天然」と表示されている加工肉を見ても簡単には安全と思わないでください。食べられる物を探すのではなく、摂取しないという決断が賢明です。

              7. コンビニで売っている弁当や惣菜

                人間の体に影響を及ぼす化学物質は多数あり、中には毒性の強い合成添加物など危険性の高い物質もあります。それらがたっぷりと入っているのがコンビニ弁当です。手軽で安価なため、誰もが一度は手にしたことがあるでしょう。しかし、食べれば食べるほど体に多大なダメージを与え、本来備わっている自己修復機能にすら影響を与えます。つまり老化を早め、病気になる原因すら作ってしまうのです。コンビニ弁当を食べながらフィットネスに通ったり、エイジングケアに励んでいる方。その効果を最大限引き出すためにも、コンビニ弁当は今すぐにやめましょう。

                8. サラダ油

                  サラダ油は製造過程で、毒性のある物質が作られてしまうため、摂るべきではありません。最初にお話しした「トランス脂肪酸」も含まれています。もっとお伝えしなければいけないのが「ヒドロキシノネナール」という物質です。

                  サラダ油 トランス脂肪酸
                  Os Tartarouchos//Getty Images

                  これはサラダ油の主成分であるリノール酸(オメガ6脂肪酸)が、200℃以上になると発生する毒性の強い物質です。認知症の原因としても疑われています。

                  9. 精製塩

                    精製塩とは、食塩・食卓塩・精製塩・クッキングソルトという呼び名で流通している塩のことです。電気とイオン交換膜を使い工業的な製法で作られた塩には、私達の体に必要なミネラル分がほとんど含まれていません。

                    精製塩
                    Aleksandr Zubkov//Getty Images

                    普段の料理に使う塩は、自然塩がおすすめです。カリウム・マグネシウム・カルシウムなども含まれているので、バランスよく必要なミネラルを摂取することができます。

                    10. ”カロリー0”の食品

                      ダイエットブームなどの波に乗って誕生したカロリー0食品。砂糖・ドリンク・スイーツなど色々ありますが、なぜカロリー0なのか。それらには、化学的に作りだされた人工甘味料が使われているからです。

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                      niphon//Getty Images

                      人口甘味料にはいくつかの種類がありますが体内で分解、排泄もされず体内に蓄積されるものも。さらに脳へのダメージや白血病、がんとの関連性が疑われている物質もあります。体に配慮した食事を摂るのならば、カロリーを中心に食べ物や飲み物を選ぶことが間違いであることを知ってほしいですね。

                      「まだ若いから……」なんて思っている方、年齢は関係ありません。毎日摂取する食事の内容があなたの体に直結しているということを今一度、心に留めておきましょう!

                      Text: Naomi Tanaka

                      Headshot of KIYO(南 清貴)
                      KIYO(南 清貴)
                      フードプロデューサー/一般社団法人日本オーガニックレストラン協会代表理事

                      舞台演出の勉強の一環として整体を学んだことをきっかけに、体と食の関係や、その重要性に気 づき、栄養学を徹底的に学ぶ。1995年~2005年まで渋谷区代々木上原にてオーガニックレストラン「キヨズキッチン」を経営。最新の栄養学を料理の中心に据え、自然食やマクロビオティック とは一線を画した創作料理を考案・提供し、業界やマスコミからも注目を浴びる。栄養学や料理 など、食に関する著書レシピ集を多数出版しながら、セミナーや講座も全国で開催中。
                      Facebook:facebook.com/kiyofs
                      公式HP:https://kiyo-san.jp

                      一般社団法人日本オーガニックレストラン協会:http://www.organic-restaurant.jp/

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                      http://organic-restaurant.jp/news/mail-lp/