アラームをセットし、枕にはアロマスプレーを吹きかけて、寝る準備は万端だと思っていたのに、突然脚がどうしようもなくむずむずするのはどうして? この内容をイギリス版ウィメンズヘルスからご紹介。
「むずむず脚症候群」の原因
ベッドに入ったりソファで横になったりすると脚がピクピクするのは、「むずむず脚症候群(レストレスレッグス症候群)」と呼ばれる症状。
ロンドン睡眠センターのエイドリアン・ウィリアムズ教授によると、「むずむず脚症候群」は脚がむずむずして落ち着かないのが特徴で、痛みを伴うこともある。また、女性は男性の2倍「むずむず脚症候群」にかかりやすい。
「脚がむずむずしてくると、患者さんは脚を動かすことで不快感を和らげようとします」
これは神経学的な病態と考えられており、ウィリアムス教授いわく、この症状は体内の鉄不足に起因するという説がある。
また、神経学者の中には、幸福ホルモンのドーパミンの働きに問題があるのではと考える人もいる。
妊娠も「むずむず脚症候群」に関連しており、出産まで3カ月を切った妊婦さんの5人に1人は「むずむず脚症候群」の症状を訴えるそう。その理由は分かっていない。でも、出産を終えれば症状も治まるはず。
「むずむず脚症候群」の治療法
鉄分のサプリメントを飲めば、症状の緩和が期待できる。脳内で幸福ホルモンのドーパミンと同じ働きをする「ドパミン作動薬」も効果的。
かかりつけの医師と治療法を話し合い、眠れない苦しみから抜け出そう。
※この記事は、イギリス版ウィメンズヘルスから翻訳されました。
Text: Emily Pritchard Translation: Ai Igamoto
2018年に「ウィメンズへルス」編集部にジョイン。アシスタントを経て、エディターとして美容、フード、ダイエットなどの記事を担当。流行りそうなヘルシーキーワードをいち早くキャッチすることを心がけている。CBDや筋膜リリース、アーユルヴェーダ、植物療法を学ぶ、自他共に認める“セルフケア マニア”。2023年初めてのハーフマラソンに挑戦。