十分な睡眠が大切なのは周知の事実。肌の調子、記憶力の向上は、数あるメリットの一部にすぎない。

でも、寝苦しい夏の夜には寝返りを打ってばかり。この暑さがあと何週間も続くと思うと、いっそ水風呂に浸かりながら眠りたくなる。

熱帯夜にぐっすり眠るためにはどうすればいい? こんなときこそ、裸で寝た方がいいんじゃないの? その答えをイギリス版ウィメンズヘルスからご紹介。

暑い夜の眠り方

「暑い暑い」と文句ばかり言う人にはなりたくない。でも、寝室で一睡もできないときに、プラス思考を発揮するのは難しい。

「熱帯夜が寝苦しいのは、体温が下がらないと眠りが促進されないからです」と説明するのは、睡眠専門家のソフィー・ボストック博士。また、緯度の高い国では夏になると夜でも明るいため、就寝時間になっても体が休息モードに入れないそう。

ボストック博士の研究結果は、気温が上がると必ず睡眠時間が短くなることを示している。気温が高かろうと低かろうと、睡眠を促すとされる習慣(マグネシウムを摂取し、電子機器の使用を控え、毎日同じ時間にベッドに入る)は役に立つはず。でも、それに加えてもうひとつ、今夜から始めてほしいことがある。

熱帯夜にはパジャマを着て寝るべき理由

この季節には、風通しの良いスカートでさえ帰宅して脱ぎ捨てるのが待ち遠しい。でも、寝るときは必ずパジャマを着用すること。その方が本当に良く眠れる。

「裸で寝ることを勧める人は多いのですが、湿気を逃がす素材を通して汗が外に出て行かず、体の上に溜まってしまうと、体温が下がりません」とボストック博士。その結果、暑さにうなされ、深夜3時に目が覚める。

「裸で寝るよりも、コットン素材のパジャマなど、体から汗を取り除く物を着て寝た方が良いでしょう」

もし、暑すぎて半裸で寝ようとしているなら、考えを改め、しっかり汗を吸収して逃してくれるパジャマを手に入れよう!

※この記事は、イギリス版ウィメンズヘルスから翻訳されました。
Text: Lauren Clark Translation: Ai Igamoto

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Nana Fukasawa
ウィメンズヘルス・エディター

2018年に「ウィメンズへルス」編集部にジョイン。アシスタントを経て、エディターとして美容、フード、ダイエットなどの記事を担当。流行りそうなヘルシーキーワードをいち早くキャッチすることを心がけている。CBDや筋膜リリース、アーユルヴェーダ、植物療法を学ぶ、自他共に認める“セルフケア マニア”。2023年初めてのハーフマラソンに挑戦。