ホットなタンパク質フード「パルス」って知ってる?
どんな食事法にも適合できる食品といえば、「タンパク質」。タンパク質は、筋肉の修復や活力の維持、空腹を感じないために不可欠だと説明するのは、米国栄養士会の広報担当者であり管理栄養士のケリー・プリチェット博士。食品技術者協会によると、今ホットな新タンパク質源は、「藻類」「キヌア」「パルス」の3つだそう。詳しくみていこう。
「コレステロール値や心臓病、糖尿病のリスクを低減するなど、植物性食品を中心とした食生活がもたらす健康上のメリットにより、植物性タンパク質源の需要が高まっています」と、プリチェット博士。2015年に米国食生活指針諮問委員会は、プラントベースの食事の重要性を強調し、健康と環境のために、肉の消費量を減らすように呼びかけている。「さらに植物性タンパク質源は、動物性タンパク質源に比べて食物繊維の含有量が多いだけでなく、はるかに経済的なのです」と、プリチェット博士。
原材料名を確認してみると、藻類、キヌア、豆類が、多くの製品の材料の一部として使われていることに気付くはず。
そこで今回は、これらの3つのタンパク質源について知っておくべき内容をご紹介。これに加え、植物性タンパク質源を食生活に取り入れる方法をプリチェット博士が解説してくれた。
スピルリナやクロレラなどの微細藻類は、栄養素やビタミンが豊富。米国食品医薬品局によれば、相当な量のカルシウムやナイアシン、カリウム、マグネシウム、ビタミンB、鉄を含有している。体が実際にどのくらいこれらを吸収できるかどうかについては、科学でいまだに解明されていないため、ヘルシーな食生活の一部として取り入れるべき。
使用されている食品:サプリメント、パウダー、エネルギー・バー、グリーンジュース使用方法:タンパク質が豊富なグリーンスムージー
グルテンフリーの穀物であるキヌアは、朝食のシリアルやパスタなど、さまざまな製品に使われている。低脂肪かつコレステロールゼロ! さらには、食物繊維と鉄分の優秀な供給源でもある。
使用されている食品:シリアル、パスタ、パン、クラッカー、焼き菓子、プロテイン・バーなど使用方法:キヌアを入れたワカモレやブラウニーなど
全ての豆類、えんどう豆、レンズ豆を意味するパルス(pulses)は、プリチェット博士いわく、藻類やキヌア以上に多くのタンパク質を含有している。「パルスは、食物繊維やヘルシーな炭水化物、ビタミンB群、鉄分の素晴らしい供給源です」定期的にパルスを摂取することで、心臓病や糖尿病、特定の種類のがんのリスクを減少させることが、多数の研究により証明されているそう。
使用されている食品:パスタ、パン、クラッカー、ポテトチップス、プロテインバーなど
使用方法:自家製のエネルギーバー
「これらのタンパク質源は、ワークアウトの前後に食べる食事やスナックにも適しています。ただし食物繊維の含有量が多いので、運動をする2〜3時間前まで食べるといいでしょう」と、プリチェット博士。
※この記事は、アメリカ版『Prevention』から翻訳されました。
Text: Meghan Rabbitt Translation: Yukie Kawabata
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