ジェニファー・ロペスがスゴイのは誰にも否定できない事実。歌手、女優、母親、ベン・アフレックの恋人という複数の役割を見事にこなす。

あの驚異的な脚や腕や腹筋からは、相当な努力家であることも伺える。実際、腹筋ワークアウト、ウエイトリフティング、ダンスを含むジェニファーのフィットネスルーティンは超ハード。

この超アクティブなライフスタイルを支えているのがジェニファーの食生活。当然ながら彼女は、ワークアウトと同じだけ食事にも気を付けている。

歌手であり、女優であり、ダンサーでもあるジェニファーは、当然バランスを重視する。でも、激しいパフォーマンスで世界中を魅了するだけのエネルギーを補充するには、ヘルシーなものを賢く食べる必要があるはず。今年52歳のジェニファーは、なにを飲んでなにを食べているのかをイギリス版ウィメンズヘルスから見ていこう。

1.オーガニックの自然食品にこだわる

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ジェニファーの専属トレーナー、トレイシー・アンダーソンは「彼女の仕事には質の高い燃料が必要なので、クリーンな食生活を送るように心がけてもらっています」と『People』誌に語っている。「すべてオーガニックの考え抜かれた食事です。良質なタンパク質と、栄養価の高い食品をバランスよく取り入れていますね」

2.頻繁に水を飲む

水分補給も超クリーンな食生活の大きな一部。トレーナー兼ライフコーチのドット・ロメロが『US Weekly』誌に語ったところによると、ジェニファーの食生活はタンパク質、野菜、脂質、炭水化物、そして水の5項目で成り立っており、彼女は「1日に少なくともコップ7杯の水を飲んでいる」そう。

ジェニファーがどこにでも連れていくことで有名なキラキラボトルは水でいっぱいに違いない。彼女はアルコールとカフェインも控えており、ハリウッド情報サイト『Hollywood Life』に対して「カフェインは何年も摂取していない」ことを明かしている。

3.パッケージ入りの加工食品を避ける

若干想像しがたいけれど、仮にジェニファーがスーパーで買いものするなら間違いなく青果売り場から。「すべてが新鮮」とアンダーソン。「加工食品は一切なし。プロテインシェイクに入れるプロテインパウダーくらいでしょう」

ロメロも『US Weekly』誌に対して、ジェニファーが「加工食品には手を出さず、自然食品から栄養を摂っている」ことを認めている。彼女の主なタンパク源は、卵白、白身のターキー、鶏むね肉、グラスフェッドビーフ。タンパク質と一緒にオメガ3と6を摂取するため、魚を食べることもある。ロメロいわく、彼女の脂質源は1日ひとつかみのナッツ。

4.野菜を豊富に食べる

野菜は間違いなく彼女の食生活の一部。でも、野菜ならなんでもいいわけじゃない。ロメロの話では、緑の葉物野菜を多めに食べて、糖質の高いニンジンやコーンは避けるのがジェニファー流。『US Weekly』誌によると、10日間の低糖質ダイエットを終えた彼女は、サツマイモ、玄米、キヌア、米粉パン、オートミールなどの複合糖質を食事に取り入れている。

5.バランスを重視する

「ジェニファーは非常にバランスのいい女性なので、感謝祭や子供たちとのホリデーは絶対に外しません」とアンダーソン。

『People』誌によると、ここ数年で彼女はヘルシーな食生活を続けることの重要性を学んだそう。ただし、「いまでも好きなものは控えめに食べている。自分から好きなものを奪ったりはしない」というジェニファーが一番好きなデザート? 元フィアンセのアレックス・ロドリゲスは米国のトーク番組『The View』のなかで、ジェニファーがチョコレートチップのアイスクリームとクッキーには目がないことを明かしている。

6.外食先でヘルシーなオプションを選ぶ

外食もするジェニファーは、「私はとても社交的なタイプで、友達や家族と一緒にいるのが大好き。外食をするときは、ヘルシーなオプションを選ぶようにしている」と『Hello』誌に語っている。「ほとんどのレストランにはヘルシーなオプションがあるから、私のライフスタイルに合うものに目をつける。サラダとか、野菜を添えた魚とか。食事中も水をたくさん飲むようにしているわ」

7.典型的な1日の食事内容

朝食:『People』誌によると、ジェニファーの朝食はプロテインたっぷりのスムージー。スプーン1杯のプロテインパウダー、イチゴ、ラズベリー、ブルーベリー、ギリシャヨーグルト、シナモン、はちみつ、氷、ひとしぼりのレモン果汁が入っているそう。

昼食:「ランチタイムが来る頃には、おなかがペコペコ」と『Hollywood Life』に語ったジェニファーが好んで食べるランチメニューは、タンパク質とビネグレットソースの野菜添え(ブロッコリー、ズッキーニ、パプリカなど)にサラダ。2015年には『People』に対して一押しのサラダレシピ(細かく刻んだケールとシャーロット、メキシコのチーズ、パンプキンシード、しぼりたてのレモン果汁、エキストラバージンオリーブオイル)をシェアしている。

スナック:撮影やリハーサルで多忙なジェニファーは、移動中に燃料補給をしなければならないことも。「常に動き回っているので、ヘルシーなフルーツや野菜をスナックとして持ち歩くようにしている」ことを『People』誌に明かしている。

夕食:ジェニファーの夕食の定番は、タンパク源とキヌアの組み合わせ。「夕食には、子供の頃から食べていたお米と豆が食べたくなる。豚肉と鶏肉も大好き。プエルトリコ風だと最高ね!」。芽キャベツのソテーや焼きヤムイモといった野菜をタンパク源と一緒に食べることもある。ロメロが『US Weekly』に語ったところによると、この食生活のおかげでジェニファーの「体は引き締まって小さくなったのに力は2倍なった」そう。彼女にとって大事なのは食事制限ではなく燃料補給。

8.サーモンとベリーは絶対食べない(でも本当は食べるべき)

これは真似しちゃいけない習慣。

ジェニファーの元お抱えシェフ、ケルヴィン・フェルナンデスは、彼女がサーモンを食べる姿を見たことがない。『US Weekly』に対しても「ジェニファーはサーモンが好きじゃないので、サーモン料理を出すときは、それとは別にシーバスかオヒョウかタラの料理を出す必要がありました」と語っている。

これは、サーモンが体に悪いからじゃない。ただ、ジェニファーがサーモンを好きじゃないだけ。「彼女はサーモンの食感と味が苦手なんです」とフェルナンデス。

ジェニファーはベリーにも手を付けない。でも、12歳になる双子のマックスくんとエメちゃんが好きなので、冷蔵庫にはいつもベリーが入っている。「ジェニファーはフルーツもあまり好みません」とフェルナンデス。

とはいえ、栄養たっぷりのサーモンとベリーは食生活に“是非”加えてほしいアイテム。

まず、サーモンは美味しくて使い勝手がよいだけでなく、以下のパワフルな成分を含んでいるため、とても体によいといえる。

・必須オメガ3脂肪酸

・高品質の完全タンパク質(1食あたり約25g)

・ビタミンB群(B12を含む)

・カリウム

・セレン

・心臓によい抗酸化物質のアスタキサンチン

そして、オートミール、パンケーキ、スムージーで大活躍のベリーには、以下の強力な作用がある。

・細胞を守り、肌の老化と戦う多様な抗酸化物質が含まれている

・水溶性食物繊維が含まれている

・ビタミンCが豊富

・悪玉(LDL)コレステロールの改善を促す

だから、ジェニファーの習慣とはいえ、これだけは真似をしないで。

※この記事は当初、アメリカ版ウィメンズヘルスに掲載されました。

※この記事は、イギリス版ウィメンズヘルスから翻訳されました。

Text: Jennifer Nied And The Editors Of Women's Health Translation: Ai Igamoto