14歳でプロになったヴィーナス・ウィリアムズは、テニス界を変えたと言っても過言じゃない。そして、その勢いはまだまだ続く。テニスチャンピオンであると同時に起業家でもある(2つの会社を経営しながらグランドスラムを7回獲得した)現在40歳のヴィーナスは、全ての面において一流のパフォーマンスを見せ続ける。最近は、家でも外でもパワフルな女性を応援するアクティブウエアブランド『EleVen』にエネルギーを注いでいる。

どうしてヴィーナスは、いつまでも情熱的でいられるのか? 本人いわく、それは主に食生活のおかげだそう。アメリカ版ウィメンズヘルスから詳しく見ていこう。

「健康上の理由からロー&ヴィーガンの食生活を始めたの。限りなくベストに近い方法で体に燃料を補給する必要があったから」と語るヴィーナスは、疲労、筋肉痛、関節痛を伴うシェーグレン症候群という珍しい自己免疫疾患があることを公表している。「食生活の重要性を理解すれば、軌道を外れることもない」

でも、ヴィーナスの食生活はガチガチと言うより柔軟。「食事のほとんどはロー&ヴィーガン。でも、私は普通の人間だから、ちょっとズルすることもある。ときどき脱線することで知られているから、自分で自分を“チーガン”(チートするヴィーガン)と呼ぶくらい」

具体的には? 伝説のテニスプレーヤーのトレーニングと新規事業開発を支える燃料補給方法はこちら。

朝食

ヴィーナスの朝はトレーニング一色。「私は朝型人間でも、朝からガッツリ食べるタイプでもないのよね。いくらかの燃料が必要なのは間違いない。でも、朝一でガッツリ食べる気にはなれないから、フルーツやプロテインシェイクみたいな軽いもので済ませているわ」

昼食

日中は予定がぎっしり詰まっているので、昼食は必要に応じてチェンジアップ。時間に追われて、持ち運べるスムージーにするときも。「昼食に割ける時間の長さと、その日のスケジュール次第。お米とサツマイモを食べる日もあれば、グリーンスムージーを飲む日もある」とヴィーナス。

「競技においては食べることも仕事も一部。だからタンパク質と糖質は欠かさない。試合後は、プラントベースのミルクとプロテインパウダーで作ったシェイクを飲み、少し時間を置いてから本格的な食事をする」

スナック

ヴィーナスが多忙な1日を乗り切るためには(大量の)スナックも欠かせない。「複数の練習をこなしてから大急ぎで『EleVen』の会議に出たり、デザイン会社の『V Starr』と電話をしたりの毎日だから、いつも小さなスナックを持ち歩いている。特に忙しいときはクリフバーが重宝するわ。小さいくせにパワフルで、お腹がすぐに満たされるから」(ヴィーナスはクリフバーとスポンサー契約を結ぶ前から、この商品の大ファン)

野菜をスナックにすることも珍しくない。「会議中にケールチップスを食べることもよくあるわ。グリーンジュースとスムージーも定番のスナックだし、練習後の会議にはプロテインシェイクを持ち込んでいる。コートの中でも外でも、美味しくて持ち運びやすいだけでなく、栄養価が高くてエネルギーになるスナックが必要」

夕食

ヴィーナスの夕食はサラダがメイン。「夕食にはヴィーガンのシーザーサラダ。自宅でも、ツアー中に滞在するホテルでも簡単に作れるから」

デザート

そのスイングに負けないほど強烈な甘党を名乗るヴィーナス。でも、ヘルシーなオプションを選ぶのは忘れない。「トレーニング中は本気で自制心を鍛えるけれど、女の子にはドーナツが必要なときもあるからね! ジュースやスムージーみたいに、甘くてもヘルシーなものを選べば、簡単に欲が抑えられる」。実のところヴィーナスは、テニスだけでなくスムージーの女王でもある。

その1つが“グリーンコラーダ”。パイナップル、缶入りのココナッツミルク、ココナッツオイル、ケールを入れて、バニラで風味をつけるそう。「ときどきふざけて、ラムやプロセッコの層を上に重ねることもある。仕事も遊びも本気だからね!」

ヴィーナスの食事の原則は「何でも控えめにすること。短い人生、食事くらいは楽しまなくちゃ」

※この記事は、アメリカ版ウィメンズヘルスから翻訳されました。

Text: Jenniffer Nied Translation: Ai Igamoto

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