つま先に何年も触れていない? ここから始めれば大丈夫!
「もっと〇〇をやらないと」のリストには終わりがない。だからこそ、大事なのは優先順位を付けること。そしてストレッチを優先すれば、複数のボックスにチェックが入る。そう、体を曲げたり伸ばしたりするだけのシンプルなストレッチは、体を柔らかくするだけじゃない。猫背の改善やストレス解消、睡眠の質の向上にも役立つという優れモノ。しかも、ベテランである必要はない。つま先に何年も触っていない初心者さんでも同様の効果が得られる。それでは早速、ストレッチだけは毎日やるべき7つの理由をチェックしよう。
公認ストレングス&コンディショニングスペシャリストでパーソナルトレーナーのレイチェル・タヴェルによると、スポーツやワークアウトで必要な動作をまねるダイナミックストレッチは、数分で血行を改善し、脳をスッキリさせてくれる。
うっかり何かにつまずいて、転びそうになったことはない? 愛犬のオモチャや木の根など、予想外の物体に足や脚が取られることは誰にでもある。でも、ストレッチをすればバランス感覚が良くなって、転ばずに済むことが増えるはず。
ブラのホックが外せない? ストレッチをすれば可動域が広がって、手が届きにくい肩甲骨の間をかくのも、棚の一番上にあるアイテムを下ろすのも、ブラのホックを外すのも楽になる。「年を取ると、可動域が特に重要になってきます。加齢によって自然と柔軟性が減り、関節のこわばりや痛みが生じることもありますからね」とタヴェル。
ストレッチにはリラックス効果だけでなく、夜中に目が覚める原因を減らす作用もあるみたい。これまでの研究により、ストレッチを数週間続ければ、こむら返りの痛みが軽くなり、頻度も減ることが分かっている。
ストレッチで血行が良くなると、体中の血管が元気になって、心疾患のリスクが減ることも考えられる。ハーバード大学とダナ・ファーバーがん研究所のネズミを使った実験では、1日10分のストレッチで乳房腫瘍の成長が52%低下することが分かったという。
デスクワークで座りっぱなし? ストレッチをしても、ZOOM会議に遅れてばかりの同僚の問題は消えないけれど、座りすぎによる体の痛みは減るかもしれない。とあるランダム化比較試験において、毎日ストレッチをしたオフィスワーカーには、ストレッチをしなかったオフィスワーカーよりも、首、肩、背中の痛みが少なかった。
ストレッチは日々の習慣に加えやすい。「運動を全くしていなくても、ストレッチなら簡単に始められます。それがきっかけで健康目標が達成できるかもしれませんね」とタヴェル。
※この記事は、アメリカ版『Prevention』から翻訳されました。
Text: Alisa Bowman Translation: Ai Igamoto
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