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冬のアクティビティは脂肪燃焼に効果的!? 野沢温泉村でエディターが検証!
寒い冬こそ、ダイエット最適季節? 冬をとことん楽しもう!
寒い朝、ランニングをしようと思っていたけど布団でぬくぬくしていたい。行動も少なくなりがち、なんだかやる気もでない。しかし、冬こそカロリーを燃焼しやすい最高の季節だって知ってた? 今回はエディターCHIEとRIKAが冬のアクティビティで本当にカロリーの消費が高いのか徹底検証! スキー場近郊には温泉街が広がっていることも多く、楽しめる要素が盛り沢山。楽しみながら痩せ体質を作るべく、スキーやスノーボードを運動の一つとして習慣にしてみてはいかが?
冬が一番痩せやすい季節なの?
基礎代謝とは、何もせずにじっとしていても消費するエネルギーのこと。心臓を動かし血液を流す、食べ物を消化する、体温を上下に調節して維持する、などは意識して行うことはできない。意識していない間にも使われているエネルギーなので、当然ながら、眠っている間にも消費されている。
成人男性は1日約1500kcal、成人女性は1日約1200kcalと言われるが、じつはこの基礎代謝、季節によって変動する。一番低い10月からピークを迎える4月で比べると、年間の変動幅は約11%。冬は10月に比べて、1日に100kcal前後も基礎代謝量が増えるといわれている。この基礎代謝には個人差があり、年齢・体型・体質・運動量・性別・生活習慣・食生活などによって大きく変わるが、寒さに対して体温を維持しようと熱をつくるため、基礎代謝量が増え、脂肪が燃焼しやすくなる。そのためダイエット効果が出やすい時期でもある。
参考文献:日本生気象学会https://www.jstage.jst.go.jp/a...
新幹線vsレンタカー、どちらを選ぶ?
いざ、雪山へ行こう! そう思った時に一番初めに悩むのは交通手段。マイボードやマイスキーを持っている人は大荷物を抱えて新幹線に乗り込むのか、レンタカーで雪山におりたつのかは悩みどころ。今回は妙高高原(新潟)、湯沢温泉(新潟)、白馬(長野)、野沢温泉(長野)へのアクセスを調べてみた。
<新幹線と在来線、バス利用する場合の交通費>
妙高エリア__東京駅→上越妙高駅→妙高杉ノ原スキー場まで約180分 ¥ 17,820(往復)
湯沢エリア__東京駅→ガーラ湯沢駅→ガーラ湯沢スキー場まで約90分 ¥ 13,380(往復)
白馬エリア__東京駅→長野駅→白馬八方尾根スキー場まで約180分 ¥ 20,280(往復)
野沢エリア__東京駅→飯山駅→野沢温泉スキー場まで約140分 ¥ 17,920(往復)
<レンタカー・自走する場合の交通費>
妙高エリア__¥ 12,080(往復)
湯沢エリア__¥ 9,600(往復)
白馬エリア__¥ 10,300(往復)
野沢エリア__¥ 11,400(往復)
今回野沢温泉スキー場までレンタカーで訪れたエディターの二人。2日間のレンタカー代¥ 24,300、高速代¥ 11,400、ガソリン代¥ 8,791となり合計金額は¥ 44,491。新幹線を利用した場合に比べると、4人以上でレンタカーを利用すればお得に雪山を楽しむことができそう。
レンタカーを利用する場合、荷物のストレスはなく、途中の休憩も自由に立ち寄ることができる。公共の交通機関を使用すると、大荷物を持って歩く分、カロリーの消費はレンタカーを使うより期待できるかも!? また、運転がない分、精神的・体力的負荷が軽い。ただ、その分時間的な制約はある。それぞれ行くメンバーのタイプで、新幹線などの交通機関を使用するか、レンタカーを予約するか選定しよう。
和モダンな空間で寛げる、進化した和の宿
レンタカーをチョイスしてスイスイと宿まで到着した二人。今回は野沢を拠点に活動する、河野克幸さんが野沢温泉の魅力をガイドしてくれた。克幸さんは生まれ育った野沢温泉村で、代々受け継がれる老舗の宿「白樺」と、レンタルショップ2店とカフェの経営をしている。アルペン・スキークロスの元選手で、オーストリアに5年住んだ経験もあり、その知識を生かして“野沢温泉村”を活気づけるローカルの一人だ。
野沢温泉温泉街から100mに位置する、やすらぎの宿「白樺」では、畳敷きの布団と専用バスルームが備わる和室の客室を提供。長期滞在向けに、いくつかの和室をリノベーションしキッチン付きのアパートメントタイプや、2家族で宿泊してもプライベート空間が保てるファミリールームなどに改装を行ったこちらの宿。
最近では、外国人の長期観光客向けに和室からコンドミニアム仕様に一部をリノベーションする宿も多いそう。集落はいずれも、野沢温泉スキー場まで800mくらいのところに位置しているので、スキー場へのアクセスも抜群! 「白樺」の宿泊者はSHIRAKABA Rentalで、レンタルをすれば30%割引で利用できる特典も。
「やすらぎの宿 白樺」
住所/長野県下高井郡野沢温泉村豊郷9521
Tel/0269-85-2166
チェックイン/14:00-22:00
チェックアウト/10:00
料金/Type A 定員5名 ¥ 110,000/日
Type B 定員4名 ¥ 90,000/日
Type C 定員5名 ¥ 80,000/日
Type D定員2-3名 ¥ 50,000/日
Type E定員2名 ¥ 25,000/日
いざ、スキー場へ! レンタルショップの今
いつもマイボードを担いでスキー場に向かうエディターRIKAは荷物が少なくそわそわ。しかし、荷物がない快適さに気づくと坂ダッシュをしてしまうほど気分は上がる。
今回お世話になったのは、SHIRAKABA Rental。温泉街からアクセスの良い、日影ゲレンデに位置するショップはマイボードにワックスをかけてくれるサービスも! レンタルスキーやボードって、ダサい……と思っていたRIKAはそのイメージを覆される。ここでは、フィッシャーやサロモンなどの板を揃えており、スタイリッシュなデザインが多い。中には、なかなかレンタルできない最新ギアもあり、スペックに応じて料金設定をしているそう。レンタルギアの多様化が進んでいるようだ。
雪山に行くなら、ウエアはレンタルor購入?
レンタルショップ2階には、アクセサリーやアパレル、スノーブーツまで取り揃えたショップが構えられている。ギアも多く取り揃えられていて、万が一忘れ物をしてしまっても全て揃えられるほどの品揃え。店の奥にはカフェが併設されているので、ゆっくりとショッピングも楽しむことができる。そこでスキーウエアをレンタルした場合と、購入した場合とで分け、どちらが得なのか、まとめてみた。
今回エディターの二人が着用したのは、ゴールドウインのスキーウエア。シーズンに数回程度ならレンタルがおすすめで、毎年雪山を楽しむなら購入してジャストフィットのウエアを着用しよう。レンタルウエアでサイズが合わず、滑走している最中にパンツが落ちてきた経験があるRIKAは断然マイウエア派。ストレスなく楽しむためにも、着心地やサイズ感はかなり重要なポイント。機能性も高くスタイリッシュなデザインは、普段使いとしても着回しできるから、自分好みのウエアでお洒落の幅を広げよう!
上達すれば、連休や海外でも楽しめるスキーやスノーボード。自分だけのウエアを連れて世界中でスキーを楽しむこともできちゃう! 旅先のアクティビティの幅も広がるから、ぜひウインタースポーツに挑戦してみよう。
「SHIRAKABA Rental」
住所/野沢温泉スキー場日陰ゲレンデ内
Tel/026-985-2519
営業時間/8:00〜17:00(最終受付16:00)
料金/スタンダードセット(スキーorボード、ブーツ、ストック)¥5,000/日
スキーハイパフォーマンスセット(ファットスキーorボード、ブーツ、ストック)¥6,800/日
フルセット(ウエア、スキーorボード、ブーツ、ストック)¥7,500/日
エディター着用ウエア/ジーフィデスジャケット¥82,500、アテナパンツ¥29,260、グラデーションビーニー¥4,180、フレックスグローブ¥13,200/ゴールドウイン(Goldwin)
本題! スキー&スノーボードの消費カロリーをエディターが検証!
今回は、ガーミンのVivoactive 4Sにあるアクティビティ機能を使って、カロリーを計測。
<一日目>
14:00から約2時間のライド。少し曇り空ではあったが、ゴンドラから日本海が一望できるのは珍しくその景色に魅了された。CHIEはスキー、RIKAはスノーボードでカロリーを計測。一本一本消費カロリーを計測しながらトータル7 滑走、距離にして約11km。CHIEの消費カロリーは435kcal、RIKAの消費カロリーは113kcalという結果に。疲労感はかなり感じているものの、思ったよりカロリーを消費していなかったRIKAは残念な結果に。「雪山というロケーションは心を解放させてくれるので、街で走るランニングよりも気分良く、長時間運動できた」
一方エディターCHIEは、納得の消費カロリーにご満悦。「ランニングでいうと、10km走った時くらいの消費量になりました。さらに、スキーは正しい滑り方によってお尻や裏ももに効く動きだってことに気づいたので、ヒップアップ効果も同時に得られそう」
<二日目>
昨日の結果を踏まえ、スノボに比べ、スキーの方が消費カロリーが高そうと感じたRIKAはスキーに乗り換えてカロリー計測。この日は快晴、一本の滑走で汗が噴き出るほどだった。夕方まで滑り込みトータル9滑走、距離にしてなんと約34kmのロングライドに。気になる消費カロリーはCHIEが715kcal、RIKAは222kcalという計測結果に。大幅な消費カロリーを得られたCHIEは、「一食分弱のカロリーが消費できましたが、とにかくおなかが減りまくります。お昼はチキンカツカレー、夜は焼き鳥丼と、カロリーを大奮発しちゃいました」。この消費量は、CHIEの15kmのランニングした時の記録に相当した。
二日間で思うような消費カロリーを得られなかったRIKAは、「最近は東京マラソンへ向け、ストイックなトレーニングばかり続いていたけど、楽しみながらスポーツをすることを忘れてはいけないと感じた。いいモチベーションに繋がりそう!」と、前向きなコメント。
※ガーミンアクティビティトラッカー調べ。個人差はあります。
詳しくは https://www.garmin.co.jp/products/wearables/vivoactive-4s-rg/
外湯巡りの楽しみ
訪れた野沢温泉は、長野県の北部にあり各旅館の内湯の他に、13の外湯巡りを楽しむことができる。観光客にも開放されている外湯は、本来住民のための共同浴場である為、“入らせていただく”という気持ちが大切。設置された賽銭箱にはお気持ち程度に利用料をおさめて、掲示されている入浴方法もしっかりチェックし、外湯を楽しもう。
選んだのは疲労回復の効能があると言われる“滝の湯”。野沢温泉の中心地から一番遠い外湯なので、比較的空いており穴場かもしれない。外湯が初めてのエディターRIKAは、少し体をお湯にならして足から入浴するも、一瞬で飛び跳ねて出てしまった。お湯が熱すぎるのだ。温度計はないものの、70℃以上はあると聞く。平然とお湯に浸かっている地元の方の姿に唖然としていると、「もっとお湯を体全体にかけて慣らさないと!」とアドバイスを頂いた。湯船のお湯を10杯ぐらいかけただろうか、あんなにヒーヒー言っていた熱湯のようなお湯に体が適応してきた。
外湯は朝ランの後や、帰る直前にも入れるから “厳選掛け流し”を存分に堪能することができる。外湯巡りをより楽しむために、朱印帳に13ヶ所ある外湯や観光スポットに設置されているスタンプ台で朱印をゲットするのも思い出作りにおすすめ!
旅の楽しみは、その地で味わう食事
旅の楽しみはなんと言っても食事! 到着してすぐに、野沢名物のお蕎麦をいただく。観光客で賑わう「そば処 大茂ん」は、大正15年創業の老舗で地元民にも愛されるお蕎麦屋さん。行列ができるほど人気のお店、お昼前に行くと比較的空いているから狙い目!
店舗情報「そば処 大茂ん」
住所/長野県下高井郡野沢温泉村豊郷大湯9509
Tel/026-985-2033
営業時間/11:30-15:00,17:30-21:00
定休日/木曜日
本格ジビエ料理に挑戦
夕食は、「湯宿 寿命延~じょんのび~」内の一階に位置するレストラン 「火祭り」でジビエ料理を頂くことに。野生の鹿や熊、ウサギ、キジ、鴨、イノシシなどの食材を使用するジビエ料理。山野を駆け巡る天然のお肉は、脂肪が少なく引き締まっていて、栄養価も高い。シカ肉のカロリーは牛肉の約3分の1、脂質は約7分の1であるのにもかかわらず、たんぱく質は約1.5倍も! シカ肉を摂ることを続ければ、筋肉を維持しながら脂肪を大幅に落とすことが可能。
クセが強そう、臭いがキツそうとジビエ料理にあまりいい印象を持っていなかったRIKAだが、火祭りのシェフ自らが狩猟したお肉はまさに絶品。その美味しさに驚き、普段摂取する牛肉や豚肉より美味しい! と感じた。ジビエ料理初挑戦のCHIEは「全然臭みがなく、ラム肉より好みです」とご満悦。
参考資料(文部科学省:日本食品標準成分表)
店舗情報「火祭り」
住所/長野県下高井郡野沢温泉村豊郷928
Tel/0269-85-1230
営業時間/1F Bar 17:00~23:00 : 2F レストラン 18:00~21:00
野沢産、こだわりのビール
ジビエ料理で満腹になった2人が向かったのは、作りたてのビールが楽しめる「タップルーム里武士」。併設されているブルワリーで手造りにこだわり醸造したビール。化学添加物、人工甘味料、着色料、防腐剤や保存料を一切使用していないビールは格別。お客さんの熱気に包まれた店内でここでしか味わえないビール片手に、仲間と語り合う夜は最高の思い出に!
店舗情報 「タップルーム 里武士」
住所/長野県下高井郡野沢温泉村大字豊郷9347
Tel/080-6930-3992
営業時間/14:00-23:00
雪山で味わう非日常感
冬は寒くて動かなくなり、運動不足に悩まされるシーズンだけど、ウインタースポーツを味方につければその冬を健康的にアクティブに過ごす事ができる。
雪化粧をした山を眺めながら、誰も滑っていない真っ白な雪の斜面を滑走する爽快感は、一度味わえばやみつきに! サラサラの粉雪を舞い上げながら、ぱふぱふのパウダーを乗りこなすことができるようになれば、今までとはまた違った景色があなたを待っている。
アグレッシブにウィンタースポーツを楽しんだ後につかる温泉、ご当地でしか味わえない食事や観光も一度じゃ堪能しきれない。スキーやスノーボードをきっかけに、今まで訪れていない地へ足を運び、そこでしか味わえないローカルを存分に体感してみて!
Photo: Masaru Furuya Text: Rika Ogawa
タレント・アスリートインタビュー・スポーツファッション・ウェルネス記事などを担当。女性誌FRaUでファッション・スポーツ・ダイエットなどの編集キャリアを積み、その後スポーツライフスタイルマガジンonyourmarkのプロデューサーとして在籍後、2022年までウィメンズヘルス編集部に在籍。