少々おかしな感じに聞こえるかもしれないが、満月の夜にヨガをすることを推奨しない流派のヨガスクールがある。潮の干満が月と関係があるように、70%が水分でできている人体は、月の引力の影響を受けるという原理だ。その力が最大のとき、エネルギーが高まると考えられていて、ヨガの動きがダイナミックになり、自分が負傷してしまう可能性だってあるそう。

この思想は、アシュタンガ・ヴィンヤサヨガの創始者パッタビ・ジョイス氏によるものであり、多くのアシュタンギたちが満月の夜に休息する理由のよう。もしこの特有な慣例に準じないとしても、ものすごい活気やエネルギーを感じるときはご用心。ヨガプラクティスにおけるリスクを減らし、結果敵に生涯にわたってヨガを続けやすくなるかも。

先月の満月は何か違いを感じた? 今月はぜひ、より“陰”の気を意識しながらプラクティスに取り組んでみて。陰ヨガプラクティスはストレッチした状態を数分間ほどやや長めにキープし、結合組織をリリースして柔軟性を高めていくもの。例えば鍼療法など、子午線を治療に用いて結合組織にアプローチするという、モダンメリディアンセオリーのコンセプトを取り入れている。陰に気を集中することは、主に体のエネルギーを解放し、ウェルビーイングの深い感覚を促進させる。

※この記事は、イギリス版ウィメンズヘルスから翻訳されました。

Text: Nahid De Belgeonne Translation: Asami Akiyama

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