糖質制限ダイエットは、期間を決めて行えばいいけれど、いつまでもダラダラやっていると逆効果だという。
「体は体内環境を一定の状態に維持しようという働きがあります。ダラダラ糖質制限をしていると、体は糖質がない状態でも生きていかないといけない状態が当たり前と思いこみ、生命を維持します。
つまり糖質を摂っていなければどんどん痩せると思っている本人とは裏腹に、体は糖質を摂ってくれないからそれ以上痩せないように逆の頑張りをしてくるわけです。さらには前項で述べたように糖尿病のリスクも大きくなっていきます。どんなダイエット法も永遠に痩せ続けることはありませんし、永遠に痩せ続けると私たちは死んでしまいます」
糖質制限で少しでもゴールに近づく結果が出たのであれば、チートデーを挟んだり、次はしっかり糖質を摂りながらも脂質を抑えた食事に切り替えてみるなど、常に体に変化を与え続けることが理想的なプロポーションを維持する鍵。
「ただし、糖質制限や脂質制限はあまり短すぎても意味がありません。最初に体重が減るのは身体に蓄えているエネルギー源がなくなっただけ。さらにそのエネルギー源は貯蓄に大量の水も必要とします。
短期間における2~3kgの体重変化は水分量の変化なので、減った時はもちろん、増えたときもあまり気にせず、目の前の数字を追いかけないように気をつけましょう。脂肪は魔法のように消えてくれません。
まずは2週間継続してみて、今の食事方法が大きなストレスなく続けられるのかを考えてみましょう。問題なければチートデーなども活用しながら2~3ヵ月続けることをおすすめします」