今年こそ前髪を作ろう！セレブに学ぶ、最新バングス例BEST14

まるでカーテンの間から窓が見えるように、左右にわけた前髪から顔がのぞくスタイル。ただし、カーテンのように一律の長さではなく、サイドの髪になじむようレイヤーカットにするのがポイント。

「カーテンバングスとは、前髪の中心部からサイドにかけて徐々に長くカットし、顔の両サイドを縁取るようにした前髪のことです」と、ジョシュ氏。

この前髪はどんな顔の形にも似合い、ジェニファー・ロペスのように、長めにすればするほど前髪の印象を強調できるそう。スタイリングは、前髪をブローしてから「カールブラシで後ろに流すのが大事」とのこと。さらにキープ力を高めるには、スプレーを吹きかけてみて。

エミリー・ラタコウスキーのように、やや長めの前髪にレイヤーを入れたこのバングス。「レイヤーを入れることで、より自然でこなれた印象になり、多くの人に似合うスタイルとなります。後ろにまとめて結ぶこともできます」と、グラシアーノ氏は説明。

どんな長さや髪質の人でも挑戦しやすく、前述のように後ろでまとめたり、ピンで留めることもでき、センター分けや左右に流すなど、スタイリングの幅が広いのもポイント。

レイヤーバングスを作るのに必要なのは、ドライヤーとラウンドブラシ（またはドライヤーブラシ）だけ。よりきれいに仕上げたいなら、スタイリング剤を髪全体になじませるのが、グラシアーノ氏のおすすめ。「ブローの前にスタイリング剤をつけておくと、髪がまとまりやすくなり、柔らかくツヤのある仕上がりが期待できます」

50年代のアメリカで人気を博した伝説のピンナップガール、ベティ・ペイジを彷彿させるような、ミニマルで短い眉上の前髪。ピンナップバングスとも呼ばれるこのスタイルは、写真のゾーイ・クラヴィッツやルーニー・マーラを筆頭に、さらに短くエッジィなスタイルへと確立されている。

「ラフなボブヘアやカーリーヘアに合わせるのが、個人的にはお気に入りです」と、レッドウェイ氏。ひとつだけ注意点を挙げるとすれば、この長さを維持するため頻繁に前髪カットをする必要があるということ。

70年代風のスタイルが気になるけれど、セットに何時間もかけたくないという人は、ボトルネックバングスに挑戦してみて。ワインボトルのようなカーブが名前の由来であるこの前髪は、「眉上で短くカットした前髪と、ウェーブがかった顔周りのおくれ毛の組み合わせです」と、ジョシュ氏。カーテンバングスと同じく誰にでも似合い、「どんなスタイルにも合う上に、雰囲気がでる前髪です」とのこと。

ラフな雰囲気のボトルネックバングスは、スタイリングに手間がかからないため、すでに髪にウェーブがある人や、身支度に時間をかけたくない人におすすめ。

ヘアサロンのスタイリングを再現するには、カイア・ガーバーを参考に、前髪を顔のセンターあたりで分け、仕上げにスプレーをひと吹きして髪の風合いを固定すればOK。

さらにジョシュ氏は、「『ケラシルク』のフィニッシング・スプレーなら、やわらかくスタイリングできて程よいホールド力もありつつ、ツヤのある質感が長持ちします。日中にスタイリングを直す際にも最適です」

チョッピーバングスのメリットは、さまざまな長さで個性を出したり、好きなスタイルを楽しめること。「眉下の長めのものから、眉上の短いものまで調節可能。エッジの効いた表情を引き出してくれて、どんなスタイルも新しくモダンに仕上げてくれます」とグラシアーノ氏は解説。

このラシダ・ジョーンズのように、切りっぱなしの雰囲気を生かすため、柔らかな髪質の人よりも硬い人のほうが取り入れやすいそう。「髪の質感を引き出しながら輝きをプラスしてくれる、重すぎない整髪料を選びましょう。例えば、保湿効果があり、浮き毛や枝毛を抑えながら前髪の質感を強調してくれる『ゴールディ・ロックス』のフライアウェイ・フィックスがおすすめです」

長くて無造作、ロックスターのような雰囲気で、後ろの髪ともなじみやすいシャギーバングスは、お手入れの手間を省きたい人にぴったり。「多くの人に似合うスタイルです。顔周りのレイヤーの位置と、ディテールが決め手です」と、レッドウェイ氏はアドバイス。

おすすめは、写真のテイラー・スウィフトを参考に、ラフな雰囲気のレザーカットやシザーカットと組み合わせること。毛量が中程度〜多い人なら、誰でも挑戦できるそう。「前髪の始まりが頭頂部より上になるスタイルもあります。しっかりと前髪＆顔まわりを強調するレイヤーを作るには、毛量がたくさんあるほうが理想的です」

ドライヤーで乾かすだけでもOKだが、さらにしっかりボリュームを出したいときには、「トレセメ」のワンステップボリュームミストのようなヘア用のボリューマイザーを髪になじませると◎。

英語では“ブラントバングス”とも呼ばれる、一直線に切り揃えた前髪は「より目を引くスタイルといえます」と、ジョシュ氏。

どんな顔の形や髪質、髪の長さにも合うが、好みのスタイルに仕上げてもらうためには、ヘアスタイリストに理想のスタイルの写真をきちんと見せることが肝心。
ボブヘアなら、このケリー・ワシントンのスタイルもおすすめ。

スタイリングは、前髪を下向きにブローし、フラットアイロンかカールブラシを使って整えるのがポイント。さらにジョシュ氏は、ベストな長さをキープするため「6週間に1度くらい、前髪カットで整えることも大切です」と助言。

シドニー・スウィーニーのような、エフォートレスで軽やかなヘアスタイルにしたいなら、この前髪に挑戦してみて。あごのラインがシャープで、柔らかくやさしい雰囲気のヘアスタイルにトライしたい人にもぴったり。

「“ウィスピーバングス”とも呼ばれるこのスタイルは、ソフトで繊細な印象を与えることができます」と、グラシアーノ氏。「前髪のすき間から顔や額が見えるので、ぱっつんバングスと比べて前髪の印象は薄くなり、全体の印象を柔らかくしたい人に最適です」

羽のようにふわふわとした質感がカギとなるため、髪質が細い人に似合う傾向があるが、経験豊富なヘアスタイリストに相談すれば、重めの髪質の人でも軽さとエアリー感をキープできるとのこと。

FKAツイッグスや、写真のルピタ・ニョンゴといったスターが取り入れているのが、前髪を編み込んだブレイズバングス。

「長さや編み込みの大きさ、全体のスタイリングなど、アレンジの幅が広いため、どんな顔の形でも似合います」と、レッドウェイ氏。「長さがあれば編み込みにしたり、そうでなければブレイズヘアのエクステをつけることもできます」

レッドウェイ氏によれば、このスタイルの注意点のひとつは、乾燥。「内側まで保湿されているよう気をつけましょう。ブレイズ部分にツヤ出しスプレーやリフレッシュスプレーをかけることで、見た目をきれいに保つことができます」

カーリーバングスにチャレンジするなら、カールが収縮しやすいため、写真のゼンデイヤのように、理想の仕上がりよりも長めにカットしてもらうのがジョシュ氏のおすすめ。また「カットする際には、カールが最も強く出る、セットをしていない状態で行うことも大切」だそう。

洗い流さないトリートメントやスタイリング剤など、ハリやコシを出すものなら何を使ってスタイリングしてもOK。

カーリーバングスと同様に、このサンドラ・オーのような、ウェービーバングスもナチュラルな雰囲気をもっている。グラシアーノ氏は「自然なウェーブやカールを生かして、前髪を強調することができます」と説明。

カーリーバングスと同じように、ウェーブが最も強く出る状態で、ウェーブの収縮を考慮して少し長めにカットすることを忘れずに。

顔の左半分か右半分に髪を流す、サイドスウェプトバングスは、人気の定番スタイル。特にミディアムからロングの人を中心に、どんな髪質や長さにも似合い、他の前髪と比べてお手入れの手間が少なく、伸ばしたままでスタイルをキープできる。

「前髪に角度をつけることで、顔の長さを強調できるので、丸みのある顔立ちの人にぴったりです」とジョシュ氏。さらに、この斜めに流した前髪は、目の周りのシワやほうれい線を目立たせなくする効果もあるそう。

スタイリングは、ドライヤーを使って前髪を乾かし、好きなサイドに流せば完成。仕上げにキープ力のあるスタイリング剤をつければ、写真のジェニファー・ガーナ―のようなバングスの出来上がり。

「ベビーバングスは眉上の短い前髪のことです。より特徴的な仕上がりにするために、毛先を切りっぱなし風にすることもあります」とグラシアーノ氏。「ショートヘアからスーパーロング、レイヤーを入れないワンレングスまで、あらゆるヘアスタイルと組み合わせることができるのも魅力です」

トレンド感満載なこのスタイルは、額や顔の上部に視線が集まりやすくなるそう。特にこのエマ・ワトソンのようなアップヘアにすると、顔の印象が強調される可能性も。ヘアスタイリストに相談して、自分の顔の形や髪型とよく合うディテールに仕上げることを忘れずに。

特別なイベントやお出かけのために前髪を作るなら、ピンやクリップで簡単に装着できる、フェイクバングスがおすすめ。

ベラ・ハディッドも取り入れているように、カットをせずとも「さまざまな形、長さ、幅、密度を試すことができます」とレッドウェイ氏。「ヘアスタイルにマッチしたものを選べば、どんな顔の形や髪質にも対応できます」

また、フェイクバングスをよりリアルに見せるためのポイントは、自分の髪になじませることがポイント。「自分の髪より太い髪質のバングスの場合は、少しカットして重さを取り除くといいでしょう」