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2023年のヘアトレンドは?注目の9スタイルを人気ヘアスタイリストが解説!

ガラス・ヘア、暖色系カラー、切りっぱなしストレートなど、最旬ヘアのトレンドをその再現方法のヒントとともにチェックして!

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2023年 ヘアトレンド
Instagram//Getty Images

新年を迎え、イメージチェンジを考えている人は、まずヘアスタイルから着手してみるのがおすすめ。ヘアは顔まわりの印象を変えるものなので、些細な変化を加えただけでも気づいてもらいやすい。目に見える変化があるということは、つまり新しいヘアトレンドに挑戦すれば、それに見合った効果を得られるということ。

いっぽうで、特にカラーやカットなど、より変化が長く持続するヘアチェンジは、自分の方向性をしっかりと確認しておく必要がある。そのためには、プロの話を聞くのが一番の近道かもしれない。アワードシーズンが本格化するなか、90年代や00年代のスタイルがリバイバルし、TikTokでは一生分とも思える新しいヘアアイデアが出回っている。そのなかで、ヘアスタイリストたちは、新しいカラー、カット、スタイリングのトレンドを取り入れ、貪欲に挑戦を続けしている。

ここでは、5人のプロが2023年に注目しているヘアスタイルを、その再現方法のヒントとともにご紹介していこう。

今回協力してもらった専門家はこちら :バイオテラ(Biotera)」のヘアスタイリスト兼アンバサダーのシエラ・ケナー、「セクシーヘア(SexyHair)」のヘアスタイリスト兼アンバサダーのグラハム・ネイション、「オール アバウト カールズ(All About Curls)」のヘアスタイリスト兼アンバサダーのソフィー・ローズ・ガッターマン、セレブ御用達スタイリスト兼「T3」アンバサダーのデヴィッド・ロペス、セレブ御用達カラリスト兼「マイデンティティ(#Mydentity)」の創設者ガイ・タン

Translation: Masayo Fukaya From Women's Health US

ガラス・ヘア

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2022年はガラスのようなツヤ感のある肌がトレンドになっていたけれど、2023年はヘアもツヤ感のあるスタイルに注目。今年はとびきりシャイニーで、濡れているような見た目のヘアが、オールバックやストレートスタイルに取り入れられていくはず。

「バイオテラ」のケナー氏は、以下のようにコメント。

「ツヤ感のあるヘアの需要はかなり高いです」「今年はヘアケアに力を入れる人が増えるでしょう。多くの人は、美肌や若さを保つために投資していますが、健康的なヘアが私たちをフレッシュに見せてくれるという点は見過ごされがちです」

ツヤ感のある肌と同じく、ツヤ感のあるヘアも保湿効果のある製品で髪の内側から潤いを与えてケアすることが重要だ。ケナー氏は、保湿力の高いシャンプー&コンディショナーを定期的に使用して、健康的な土台作りを推奨している。

さらに、極上のツヤ感を目指すのであれば、いっそうケアが必要になる。ケナー氏は「顔や体を保湿するたびにヘアにもオイルを塗ってください」「入浴時に限らず、ヘアにもたくさんの愛情を注ぐ必要があります」と語る。

お気に入りのヘアマスクを用意して、週に1度、セルフケアの日にトライしてみて。朝晩には、オイルを髪に馴染ませ、コームでとかすのも忘れずに。また、自宅やサロンでグロストリートメントをすれば、さらにシルキーで滑らかなヘアを手に入れることができるはず。

暖色系カラー

ケンダル・ジェンナー 暖色系ヘア
Marc Piasecki//Getty Images

昨年は暖色系のヘアカラーが流行したが、今年もコッパー(銅色)、アンバー(琥珀色)、あずき色などのカラーが引き続き人気。

「セクシーヘア」のネイション氏は「暖色系のハイライトやブラウン系の金髪、コッパー、そして“ナチュラルな赤毛”など、今年も暖色系ヘアカラーが好まれるでしょう」「適切なヘアカラーを選ぶには、メイクアップと同じように、自分の肌色を考慮し、似合う色であるかどうかを見極めてください。ほとんどの暖色系ヘアカラーはどんな肌色にも合いますが、なかには上手くいかないものもあります」と語る。

ケンダル・ジェンナーは2022年、コッパー系の赤色に挑戦したが、サロンでは自分の肌色に最も似合うヘアカラーについてスタイリストに相談してみるのがいいだろう。とはいえ、大幅にカラーを変化させるためにサロンに行く際は、参考画像を用意しておくことも大切。画像をもとに相談しつつ、スタイリストに方向性を決めてもらうようにしよう。

「ヘイリー・ビーバー、マディー・ジーグラー、エマ・チェンバレンの3人は、あえてダーク寄りの暖色カラーにトライしています」とネイション氏は述べている。

切りっぱなしストレート

ネイション氏は、「切りっぱなしのヘアが復活を遂げています。これは、今年のヘアカラートレンドに見られる、健康的なヘアのムーブメントに大きく影響を受けていると思います」「(パサついて見える)まとまりのないヘアではなく、レイヤーを伸ばして毛先を切りっぱなしにするスタイルが好まれています」と語る。

ガッターマン氏もこれに同意し、切りっぱなしヘアの長さに関する具体的な説明を加えた。

「ショートの切りっぱなしボブは、ファッション界を席巻しています」「コートニー・カーダシアンとロリ・ハーヴィーは大胆な切りっぱなしヘアに挑戦し、素晴らしいスタイルを披露しました。ストレートにスタイリングしたこのルックは、レッドカーペットでもアップスタイルと同じくらい注目を浴びることができます」

切りっぱなしのボブや長めのストレートカットは、誰にでも似合うと言ってもいい。つまり、カーリーでもストレートでも、ボリュームがあってもなくても、このルックに挑戦できるということだ。特に効果を発揮するのは、髪が細い人がボリュームを演出したい場合。

ケナー氏は「このルックはとても普遍的で、髪が細い人でも毛先にボリュームがあるように見えるのです」「ボリュームがある人でも、スタイリストに頼んで重さを減らしつつ、外側にはボリュームを持たせるようにしましょう」と語る。

ネイション氏によると、この方法(または、非常に柔らかいレイヤーや軽いテクスチャーを入れる方法)を使えば、ボリュームのあるヘアでも重くなりすぎずに切りっぱなし風に仕上がるそう。彼はまた、「アニャ・テイラー=ジョイ、ジェシカ・チャステイン、クロエ・カーダシアン、ニコラ・ペルツ・ベッカムなどのセレブは、重めの切りっぱなしカットを見事にモノにしています」と述べている。

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ローメンテナンス・カラー

「サロンの椅子に座ってカラーをしてもらう時間を減らしたい」「カラーのリタッチをするのが面倒くさい」と思っている人は、このトレンドを要チェック。

ガッターマン氏は、ローメンテナンスカラー、つまり「カラーを施したヘアが自然に伸びてきても、地毛の色のように見えるヘアカラー」が今年さらに人気を集めると考えている。

「このトレンドによって、女性たちはサロンに通う間隔が長くなり、メンテナンスが楽になります」「日焼けしたような自然なヘアカラーはセレブたちの間でも流行していますが、あまりに自然に見えるので気づいていない人も多いでしょう」

セレブ御用達ヘアスタイリストのロペス氏は、クライアント、セレブ、友人、TikTokerたちを見ていると、ほとんどの人が控えめなカラーを選んでいるという。

「多くの人が、手の込んだメンテナンスを必要とするヘアカラーから遠ざかっています」「地毛がミディアムブラウンの人はこれまで明るいハイライトを入れるのが一般的でしたが、(ヘイリー・ビーバーのように)今はダークカラーが再び受け入れられています」「以前はブロンドを選ぶ人が大勢いましたが、ダメージに気づき、健康的なヘアを取り戻すためにローメンテナンスなカラーを選んでいるのです」

ロペス氏は、ダークカラーは普遍的で見栄えが良く、どんな髪質にも合い、さらに自分の顔の輪郭を強調してくれるという。同氏は、「ヘアが顔の輪郭を作るということを忘れている人もいますが、ヘアの色が濃いほど、より顔の輪郭がはっきりとします」と語る。

さまざまなお団子ヘア

the albie awards arrivals デュアリパ
Kristina Bumphrey//Getty Images

1960年代風のシニヨンから、Y2Kにインスパイアされたスパイキーなトップノットまで、高い位置でまとめたお団子ヘアは2023年の“It”スタイルになると予想されている。ネイション氏は、「1960年代風のウェービーな前髪や立体的なお団子を取り入れて、“グラムガール”を目指す人が増えるでしょう」「2000年代初頭の、ラフなようでラフすぎないお団子ヘアの人気が高まっています」と語る。

ヘアスタイルをすっきりと洗練されたものにしたい場合でも、少しゆるく控えめなものにしたい場合でも、参考になるお団子ヘアの作り方はたくさん登場している。

「Y2Kにインスパイアされた滑らかでスパイキーなお団子ヘアを再現するには、フラットアイロンがおすすめです」とロペス氏は言う。

ちょっとした装飾を加えたいなら、アップスタイルの雰囲気に合ったアクセサリーを探してみよう。Y2Kのお団子ルックはバタフライクリップとの相性が抜群で、オールバックのお団子ルックはパールが散りばめられたヘアピンや、ミニマルなバレッタでドレスアップするのがおすすめ。

バービー・ブロンド(ピンクも!)

エマ・チェンバレン プラチナブロンド metgala
Jeff Kravitz//Getty Images

かつて人気を博したリアリティ・ドラマ『ラグナ・ビーチ』で見た明るいカラーのビーチブロンドはもう復活しないかもしれない。しかし、ブロンドヘアが2023年に完全になくなってしまうというわけではない。“バービーコア”トレンドや、マーゴット・ロビー主演の映画『バービー』の公開によって、ブロンドヘアに再び注目が集まっている。なかでも、ホワイトに近いプラチナブロンドがその中心となっている。

ケナー氏は、「プラチナはメンテナンスが大変なので、地毛の色がもともと明るい人におすすめです」「ヘアカラーを明るくすると髪が乾燥するため、自宅でのケアも欠かせません」と語る。

雪のように白いヘアに飽きた人には、ピンクを足すのもおすすめ。セレブ御用達のカラリストであるタン氏は、「今年の春、ローズブロンドのヘアカラーが、すでにブロンドにしている人たちの間で人気となるでしょう」「ローズブロンドは、控えめながら遊び心も備えています」と述べている。

タン氏は、すでにブロンドヘアにしている人は、自宅でカラーコンディショナーを使ってローズに染めてもいいし、サロンでカラーを施してもいいとアドバイスしている。

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レイヤードルック

80th annual golden globe awards arrivals
Kevin Mazur//Getty Images

切りっぱなしカットの人気と同様に、レイヤーの人気も衰えることはなさそう。タン氏はその理由を「個人の顔の輪郭に合わせてカスタマイズできるから」と言い、「レイヤーのカットは誰にでも似合いますが、特にボリュームが中程度から多めの人にはぴったりです」と述べている。

また、レイヤーを強調するようなスタイルも人気が出るという。「アイロンウェーブは今年のビッグトレンドになるでしょう」と語るタン氏は、「ヘアに動きを出すことで、レイヤーカットを強調する」のがポイントだとアドバイス。

彼はトレンドのウェーブを作るために、中間の太さのヘアアイロンを使用することを勧めている。

「このタイプのウェーブは、ヘアの長さがアゴくらいまでか、それより長い人に最適です」「髪を熱から保護し、スタイルを保持するために、保護スプレーを使用しましょう」

ミッドレングス・カット

髪を短くするつもりがない人におすすめなのが、このトレンド。長めのレングスは2023年も人気を集めそうだが、過去数年で主流だったような、お尻の近くまであるような長さではない。ロペス氏は、ちょうど中間ぐらいの長さが主流になるという。

ロペス氏は、「鎖骨のすぐ下あたりで、胸にかからない程度のミドルレングスが人気です」「手入れがとても楽で、『3年前にボブにしてから髪を切っていない』ような、それでいて美しく見えるルックです。私は柔らかいレイヤーがたくさん入ったこのルックがお気に入りです」とコメントしている。

エネルギッシュなビッグヘア

ふさふさしていて、ボリュームのある髪質に苦労してきた人は、その両方を受け入れて、髪質を生かしたスタイルに挑戦を。「オール アバウト カールズ」のガッターマン氏は、「ビッグヘアは今年のトレンドになるでしょう!」「多くの女性は自分の自然な髪質を受け入れていて、そこには自由やパワーが宿っています」と語る。

くるくるにカールしたヘアでも、ルーズなウェーブでも、あるいはその中間でも、このスタイルを再現するには、縮れを抑えるヘアケア製品を使って、濡れた毛束を散らし、自然なルックを作ることが重要だという。

「私は、ヘアにボリュームを持たせながら不要な縮れを抑えてくれるジェルを愛用しています」とガッターマン氏は述べている。

Lettermark
Danielle Blundell

Danielle Blundell is a New York City-based lifestyle writer and editor who has written on topics ranging from home to health for a variety of publications including Rachael Ray Every Day, Redbook, Family Circle, This Old House, Elle Decor, Esquire, Domino, and Apartment Therapy. She's a graduate of Columbia University's School of Journalism and has appeared as an on-air expert on Today, The Doctors, The Celebrity Page, and other local news programs. Website: https://danielleblundell.myportfolio.com/ 

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