摩擦と圧力のコンビネーションに重たいウエイトが加われば、手のひらが硬く乾燥するのは当たり前。ウエイトトレーニングでタコができるのは避けられないこともあるけれど、タコ好きな人はあまりいないはず。
ジムを諦めたり、高いお金をかけたりせずに、タコを取り除いで防ぐことは可能。
タコって何?
タコ (皮膚硬結) とは、繰り返される摩擦や圧力といった刺激に反応して、皮膚が厚みを増して硬くなった部分のこと。ケトルベル、デッドリフト、バーベルロー、チンアップなど、何かを握って行うエクササイズで皮膚がつままれた結果、指の付け根にできることが多い。
タコの取り除き方
タコができるのは、敏感な皮膚を継続的なストレスから守るため。でも、感触や見た目が嫌なら、自分で取り除くことができる。
1.洗面台にぬるま湯を張り、大さじ3杯のエプソムソルトを入れて、最低10分手を浸す。ぬるま湯が皮膚を柔らかくし、エプソムソルトがタコを覆う古い角質を落としてくれる。
2.手を乾かし、皮膚が柔らかいうちに軽石か医療用のやすりで角質を削る。圧痛を感じ始めたらやめて、翌日に再び行う。
3.手をしっかり洗い、完全に乾かしてから、ビタミンEが豊富な保湿クリームを塗り込む。
タコを防ぐためには?
1.指輪は摩擦の原因となるので、ウエイトリフティングの前に全部外す。
2.パフォーマンスを高める。正しいテクニックで正しく握れば擦れが防げる。手のひらと指がぶつかる部分にバーを置けば、皮膚がつままれることもない。
3.休憩中には、タコができやすい部分をやさしくマッサージし、血行を良くすること。
4.ジムの後は、保湿クリームをしっかり浸透させて。
※この記事は、イギリス版ウィメンズヘルスから翻訳されました。
Text: Natalie Lukaitis Translation: Ai Igamoto Photo:Getty Images
2018年に「ウィメンズへルス」編集部にジョイン。アシスタントを経て、エディターとして美容、フード、ダイエットなどの記事を担当。流行りそうなヘルシーキーワードをいち早くキャッチすることを心がけている。CBDや筋膜リリース、アーユルヴェーダ、植物療法を学ぶ、自他共に認める“セルフケア マニア”。2023年初めてのハーフマラソンに挑戦。