ダイエット中でも安心のオーダー方法をチェック
いつものクリームたっぷりのカプチーノを抹茶ラテにしたり、豆乳のかわりにアーモンドミルクにするなど気をつけていても、やっぱりコーヒーショップに行くと、いつものメニューが気になる。そんな人のために、シドニー在住の栄養士、テレサ・ボイセに、ヘルシーなホットドリンクのオーダー方法を教えてもらった。
豆乳なら無調整を
乳製品が身体に合わない人や野菜が大好きなヴィーガンなら豆乳が救世主に！ しかも、タンパク質も豊富というおまけつき。ただ、困るのはいろいろな種類があるということ。
「残念ながら、豆乳の多くは調整豆乳で砂糖がたくさん添加されていたり、質の悪い原料でつくられていることが多い。ただ、一番の問題は、大豆に含まれる天然成分の植物性エストロゲン」とボイセ氏。研究では、大豆の過剰摂取は、植物性エストロゲンが体内で疑似的にエストロゲンのような作用をおこして、ホルモンのバランスを崩してしまうことがあるそう。これは女性だけでなく、男性にも起きることなので注意が必要。豆乳を飲むときは適量にして、なるべく遺伝子組み換えをしていなく、砂糖が少ないものを選ぶように。お店では、砂糖なしの豆乳で。無調整豆乳かも確認を。
アーモンドミルクラテ
アーモンドミルクには、コーヒー、チョコレート、ココナツ、バニラ、オーガニック、砂糖なし、などたくさんの種類があるので迷うことも多い。「種類によって含まれる栄養素とその量は変わってくる。商品やブランドによっても変わるけれど、平均的にクリームは250mlあたり140キロカロリーなのに対して、アーモンドミルクは60キロカロリーなので、砂糖やカロリーをカットしている人にはぴったり」とボイセ氏は説明する。栄養的にはアーモンドの含有量に左右され、アーモンドの比率によっても変わり、比率が高いほどタンパク質量が多くなって良質な脂質もカルシウムも増える。（10パーセント程度はよいほう）
ドリンク類からのカロリー摂取を減らしたいなら、砂糖不使用のアーモンドミルクは賢い選択。でも、もし乳製品を摂っても問題がないなら、クリームのかわりに牛乳にして、ドリンクのサイズをいつもより1つ小さくするだけでも十分なカロリーカット効果も。お店では、クリームをミルクかアーモンドミルクに変更してサイズダウンを。
抹茶ラテ
抹茶は、蒸した緑茶の葉を石うすでひいたもので、緑茶の健康成分が含まれている。たとえば代謝を上げる成分や、抗酸化成分やビタミン、ミネラルなど。さらに気分を上げてくれ、集中力アップにも効果があり、慢性病を防いでくれるとか。せっかくのヘルシーなドリンクだから、質のよい砂糖の入っていないものがベスト。お店では砂糖はなしで。
ソイチャイラテ
身体の中から温まりたい時にぴったり！ チャイティーのブレンドは、紅茶と同じ効果に加えて、ショウガ、カルダモン、シナモン、フェンネル、クローブやコショウといったチャイのスパイスのよさも詰まっている。ただ、お店のチャイラテは、砂糖の多いチャイパウダーかチャイ味のシロップでできていることが多いので注意。本当にヘルシーなチャイラテを飲みたいなら、家でつくるのがおすすめ。チャイのティーバッグを、沸騰させた水と甘くない豆乳に入れるだけ。豆乳に飽きたら、ココナツミルクやアーモンドミルクでも。
お店では、ティーバッグか確認して砂糖なしで。もし甘味が足りなかったら、あとでハチミツを少し加えて。
スキムミルクラテ
乳製品が好きなら、このスキムラテは定番のヘルシーチョイス、と思いきや実はそうでないことも。「低脂肪」を選ぶことがいいことだと思っていたけれど、実は脂質だけが問題ではないそう。「体重を減らしたいときは、脂質よりも砂糖や加工品のほうがよくない」とボイセ氏は指摘。
なるべく食材は自然のままの形で食べるようにして。これは乳製品も同じなので、低脂肪牛乳よりもオーガニックの加工していない牛乳が一番。カロリーを気にしているのなら、コーヒーのサイズを小さくしてみて。お店では、健康のためならスキムミルクではなく、通常の全脂肪牛乳で小さいサイズを。
According To Nutritionists This Is The Healthiest Coffee Order
Text: Anthea EnglandTranslation:Noriko Yanagisawa Photo:Getty Images
