就業時間をフル活用する術をよく知る女性たちに聞いた。
時間が十分にあると思える日がないのはなぜ? 仕事が人生の邪魔をしたり、人生が仕事の邪魔をしたり……つまるところ、私たちはみんな忙しい。
限られた時間を最大限に活用するために、成功した5人の女性が、時間を抜け目なく使う賢い戦術を教えてくれた。
1.ジョー・マローン/美容業界の巨頭でJo Malone Fragrancesの設立者
「その日やるべきことをすべてこなさないと眠れない。夜中に大事なことがひらめいた時のために、ベッドサイドにはいつもノートを置いている」
コツ: 仕事で使うノートを寝室に持ち込まないようオシャレなデザインのノートを買えば、気分を切り替えやすくなる。
2.ミッシェル・モーン/大英勲章第4位/国際的ランジェリーブランドULTIMOの設立者
「携帯の機内モードを使う。飛行機に乗ることが非常に多いので、送信はできなくても機内モードでメールを書く。そうすれば、着陸した瞬間にすべてのメールが送られる。時間をフル活用しなければならない私にとっては、大切な時間の節約方法」
コツ: タブレット用のポータブルキーボードを買って、不必要な入力ミスや時間の浪費を防ごう。
3.タスミナ・ペリー/私生活に関する書籍でベストセラーのトップ10に入る作家
「メールをチェックする時間を決めている。ちょっと疲れてきた午後3時頃が多い。あまり考えなくていいものが多いからサッと終わらせて、難しい内容のものは元気のある時に集中して対応する」
コツ: ちょっと散歩に出て、iPhoneのSiri機能にメールを書き起こしてもらおう。新鮮な空気、エクササイズ、仕事を同時にこなせて元気が出る。
4.二コラ・エリオット/Neom Luxury Organicsの設立者兼ディレクター
「毎朝8時半、車内でブルートゥースを使って営業チームと打ち合わせをする。息子をプレスクールに送り届けてから15分運転する間に情報をアップデートして、オフィスに着いたらすぐパソコンで作業を始める。たくさん話さなければいけない電話は、急がなくていいように車内で済ませることが多い」
コツ: ハンズフリー通話で安全運転を。
5.ジャクリーン・ゴールド/ランジェリーチェーンAnn Summersの最高経営責任者
「その日の計画を立て、ミーティングの準備をして、メールに追いつくための時間を毎朝1~2時間設けている。残りの時間は、完全に集中できるよう立て続けに入れたミーティングに使う。パンパンだけど生産的!」
コツ: ティモシー・フェリス著の『The 4-hour Work Week (「週4時間」だけ働く。)』を読んでみよう。1日2回のメールチェックで生産性が向上する仕組みが分かる。
さあ、生産性を上げに行こう!
Text: Rebecca Gillam Translation: Ai Igamoto Photo:Getty Images