朝スムージーにして飲めば1日中、ジャンクフードへの欲求がなくなる「ある野菜」とは?

17 May 2019

朝スムージーにして飲めば1日中、ジャンクフードへの欲求がなくなる「ある野菜」とは?

低カロリー、かつビタミンA やK、葉酸、鉄分など、さまざまな栄養素が豊富な野菜の「スター的存在」、ホウレン草。サラダやスムージーに加えれば爽やかな仕上がりに、ソテーにすれば料理の付け合わせとしても大活躍。さらにうれしいことに、食欲を抑制する効果まであるとか。

小規模で行われた『Appetite』誌掲載の最新研究によると、午前中にホウレン草スムージーを飲むことで、ジャンクフードへの欲求が消えることが判明。結果として実験に参加した被験者には、着実な体重の減少がみられたよう。この科学的根拠を基に、ホウレン草スムージーで1日のスタートを切ってみては? アメリカ版ウィメンズヘルスからその研究内容をお届け。

飲むと飲まないではどれくらいの違いがあるの? ホウレン草のダイエット効果の研究内容

この研究は、3カ月にわたり、肥満女性38人を対象に行われた。被験者全員が、1日3食バランスのとれた食事を摂り、間食は避けて、毎日30分の運動を行い、朝食を食べる前にはグリーンスムージーを飲むよう指示を受けた。被験者の半数は、ホウレン草から抽出された成分が5g含まれたドリンクを飲み、残りの半数は、偽薬入りのドリンクを飲んだ。研究期間終了時には、ホウレン草エキス入りのスムージーを飲んでいた被験者たちは、空腹を感じることがほとんどなく、1日3食の決まりを難なく続けられたと報告しており、平均して約5kgの減量に成功している。一方で偽薬入りのスムージーを飲んだ被験者たちは、平均約3.4kgしか減らなかったそう。「調査を分析した結果、朝食前にチラコイドを含むドリンクを摂取することにより、食への欲求が抑えられ、1日を通して満腹感が持続することが明らかになりました」と説明するのは、この研究レポートの著者であり、スウェーデンのルンド大学で医学と生理化学の教授を務めるシャーロット・アーランドソン=アルバートソン博士。

ジャンクフードが欲しくなくなるのはなぜ? ホウレン草が食欲抑制に効果的な理由

ホウレン草の抽出物に含まれる鍵となる成分は「チコライド」。これは、ほうれん草の葉緑体膜の学名。チコライドは体内で分解するのに時間がかかるため、消化を緩やかにしてくれるそう。消化のスピードが遅くなると、甘いものやジャンクフードが食べたくなる、いわゆる「ヘドニック・ハンガー(快楽飢餓)」と呼ばれる欲求を抑制する効果があるそう(これとは対照的であるホメオスタティック・ハンガーとは、体がエネルギーを必要としている際に感じる空腹のこと)。最近市場に出回っている加工食品は体内で素早く消化されやすいものが多いため、研究者たちいわく、脳に満腹だと指令を出す役割を担う腸のホルモンが、正常に機能しなくなるとか。結果的に、ジャンクフードがどうしても食べたくなり、体重は徐々に増加してしまうそう。

最近手が伸びるのは体に悪いものばかり……そんなときは、試しに朝からホウレン草スムージーを飲んでみては?

 

※この記事は、アメリカ版ウィメンズヘルスから翻訳されました。

Text: Hollis Templeton Translation: Yukie Kawabata Photo: Getty Images

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