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おしゃれな人が実践するエコテク8つ。暮らしの「ベターチョイス」でサステナブル・ライフを楽しむ方法
コスメや日用品もエコを選ぶと、いいことあるかも？
エコな暮らしを継続させるには、楽しむことがなにより大事。いつも当たり前のように使っている消耗品やファッションアイテムも、買う前に「なにが環境にとってベターチョイス（よりよい選択）なの？」と考えてみると、あなたのサステナブル・ライフは格段に楽しく、そしてレベルアップするはず。今回はおしゃれ業界人が実際に購入したかわいい＆便利なエコアイテムをご紹介。
ベターチョイス①再生素材パッケージ＆風力発電で作られた「アヴェダ」のヘアケア
化粧品類は衛生面や運搬の課題から、パッケージごみが出てしまうことがしばしば。石油由来のプラスチックごみを減らしたい、と考える人なら少なからずストレスの種になっているのでは？ ビューティーエディターNANAが手に入れたのは、「アヴェダ」の ニュートリプレニッシュ リーブイン コンディショナー。ボトル、スプレーともに100％再生の高密度ポリエチレン素材を採用。また、アヴェダは化粧品業界ではじめて100％風力で製品を製造したブランド。商品だけでなくモノづくりの過程がエコであるかも注目してみて。
「乾燥毛の人におすすめなのが、このアイテム。スーパーフード由来の植物成分が髪の芯まで至福の潤いを届けてくれます。熱から髪を守ってくれるので、ドライヤーの前にシュッとかければパサつきが軽減。パッケージは100％再生紙で作られているなど地球への優しさにも、考えられた商品です」（エディターNANA）
ベターチョイス②使用済み容器を回収して自然保護に繋がる「アスレティア」
おしゃれな容器に入ったボディクリームや化粧水、分別せずにごみに捨ててしまった経験がある人も多いはず。クリーンビューティの考え方を重視した、スキンケア＆ライフスタイルブランド「アスレティア」は、使用済みのガラス容器だけでなく、プラスチック容器も回収してくれる。さらに、回収時には容器1個につき10円を自然保護活動をしている団体に寄付するんだとか。化粧品を購入するときは、「容器もより良いモノを選ぶ」ことを忘れずに。
「サステナブルな活動にも注目したいアスレティア。特にお気に入りは、ボディークリーム。濃厚なテクスチャーで、肌にとろ〜っとなじんでいくのが気持ちいいです。香りにとにかく癒されます。寝る前のご褒美タイムにおすすめ」（エディターNANA）
ベターチョイス③生分解性100％の歯ブラシ＆農薬不使用歯磨き粉でオーラルケア
プラスチックレス生活を始めるなら、歯ブラシを変えてみよう。 1カ月が寿命と言われる歯ブラシ、年間12本、人生100年時代ならかなりのプラスチックごみを排出してしまっている。北欧・スウェーデンのハンブルブラッシュは歯科医の指導・監修のもと製造された歯ブラシで、柄の部分は生分解性100%である竹。毛の部分はナイロンの中でもっとも生分解性のある「ナイロン6」を使用している。環境負荷を軽減できる生活用品は積極的に選ぶべし！
「歯ブラシは毛の部分が大きいのでしっかり磨けます。歯磨き粉（12月3日からウィメンズヘルスショップで販売予定）は、麻炭ホワイトニングパウダー。汚れと気になるニオイを吸着して、除去してくれるからお気に入り。そして、麻は一年草の植物で成長が早く、生命力が強いため栽培に農薬を必要としません。土壌や環境を汚さない麻のサステナブル性は注目していきたい！」（エディターNANA）
ベターチョイス④毎日使うモノは、「マイ～」でゴミを削減
ペットボトルや使い捨てカップを、マイボトルに替えるのは一番身近なゴミ削減法かも。おしゃれな柄物や限定カラーのボトルなど、アクセサリー感覚で個性的なアイテムを持ち歩けば、エコ生活のモチベーションも上がりそう。
「会社でもマイボトル・マイカップが推進され、ファッション誌でもサステナブル特集が組まれているので、できるところから少しずつエコを意識したモノ選びをするように。ハイドロフラスクのボトルは、アウトドアショップで購入しました。3月から出社や外出の機会は減っていますが、家の中でも常に冷たい＆温かい飲み物が飲めるのは幸せです。あと、目に見えるところに好きな色のボトルがあることで少し気分が上がります」（グラフィックデザイナーRYOKO）
ベターチョイス⑤共感できるサステナブル・ブランドに投資をしよう
環境負荷が高いとされるファッション業界、ブランドによっては動物愛護・再生素材を使用・労働者の環境保護など、サステナブルな取り組みをしているところも近年増加中。なかでも「ステラ・マッカートニー」は、いち早くレザーやファーの使用を止め、テクノロジーを駆使して循環型社会の実現を目指すべくステートメントを発表した。
「エコ生活を送っていても、やっぱりおしゃれはしたい！ ということで、少しでも環境やサステナブルのことを考えているブランドに投資したいと思っています。特にステラ・マッカートニーは動物性の素材を使わない理念に共感しています。人にも動物にも優しい、そしてもちろんオシャレでかわいい」（グラフィックデザイナーRYOKO）
ベターチョイス⑥洗剤は過剰な機能を求めず、環境にも自分にも心地いい成分を
洗浄力ばかりを重視した洗剤は、水の汚染だけでなく肌荒れの原因になっている可能性も。食器や洗濯洗剤、またボディソープなども自身にとって「本当にちょうどいい機能」を備えているか見極めることも大切。
「肌が弱くて長年悩んでいるのですが、甥が1才のときに肌荒れで皮膚科に行くと柔軟剤が原因では？ と診断されました。今まで洗濯物と肌荒れの関係を考えたことがなかったのでびっくり。そこで、私も柔軟剤をやめてみることにしました。すると、案外必要なかったんだと実感。
また、洗剤について調べていている際にエコストアの洗剤に出会いました。『有害、不要な化学物質を一切使わない』というところに、肌だけでなく環境にも優しい♡と、さっそくリキッド洗濯洗剤を購入。とっても気持ちがいい洗い上がり。
掃除用品のあのガツガツしたパッケージは隠しておきたいですが、見た目もかわいいので見えるところに出しておいてもOK。パッケージには再生可能プラスチックを使用しており、使用後の容器をお店に持って行くと詰め替えもしてくれます。さらにトイレクリーナーとお風呂クリーナーを買い足して見えるところに置いていますが、すぐにパパッとお掃除するようにもなって、一石何鳥」（グラフィックデザイナーRYOKO）
ベターチョイス⑦キッチン用品も使い捨てはもう終わり！ 使用期限が過ぎても有効活用できるミツロウラップ
暮らしのなかには、1回使っだけで捨ててしまうモノが案外多く存在する。サランラップもその一つ。布を加工したミツロウラップは、繰り返し使えるうえ幅広い柄や色を選べるので、キッチンをおしゃれに彩るのにぴったり。
「『SuperBee』のミツロウラップは、100％オーガニックコットン生地、オーガニックココナッツオイル、ゴールデンツリーの樹脂を材料として使用しているんだとか。フルーツやサンドイッチを包んだり、アウトドアで器としても重宝するし、子どもが使用しても安心。約1年間持ち、使用期間が過ぎたエコラップは堆肥や着火材として使うことができるのがうれしい」（サステナビリティマネージャーYUKA）
ベターチョイス⑧不要な包装には、はっきり「NO」で割引も
「ギフトを贈るときはパッケージが必要だけど、自分で使う分はいらない」というシチュエーションは結構多い。パッケージの要・不要を店舗とオンラインストアで選べるようにしたのが、ビューティーブランド「SHIRO」。紙箱なしにすることで、包装に使われる資源を削減し、通常販売価格の3％を値引く「エシカル割」を導入。
「パッケージはあって当然と思いがちなコスメアイテム。こうしてエコな選択肢を思わぬところで与えられ、自分で選ぶことができるのは、これまでサステナブルに興味がなかった人の気づきにも繋がるので、とてもいい活動！ こういうサービスを積極的に利用しようと思っています」（エディターTAEKO）
いつも使っているモノを見直すと、エコに繋がるヒントはたくさんある。今日から楽しく、おしゃれにサステナブル・ライフをスタートしてみては？
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スポーツファッション・サステナブルの記事を担当。山梨県の富士河口湖町へ移住し、オンラインを駆使して取材活動を行う。フェミニズムや環境問題などの時事ネタやニュース、人を掘るのが得意。 2020年までウィメンズヘルス編集部に在籍。
