ベッドの上でもできる!
デスクワークで股関節、ハムストリングス、肩、胸、背中、腰が慢性的に凝っている人は多いだろう。理学療法士がこういう部位の凝りをほぐすのは日常茶飯事という。「スポーツとは何の関係もありません」と話すのは、ランナー向け理学療法クリニック『Run Lab』の理学療法士でパーソナルトレーナーのマーフィー・ハラス。「座りすぎが問題です」と話す。今回は肩と背筋を伸ばす簡単なストレッチについてご紹介。
座っていると、股関節が曲がり、肩が丸まり、胸が内側に引っ張られて、頭が落ちるだろう。この姿勢を何時間もぶっ続けで維持していれば、筋肉や関節がその位置で固まってしまっても無理はないかも。ハラスいわく運動が原因でこういう部位が凝ることもあるけれど、座り仕事ほどではないという。
運動中は幅広い動作の中で筋肉や関節が動くけれど、座っているときは筋肉や関節が動かない。だからデスクワークをしていると、どんなスポーツをしたときよりも体が凝って、慢性痛に襲われるようだ。
ストレッチに時間をかければ、長時間のデスクワークの悪影響を和らげられるそう。このストレッチは胸と肩を開き、座っているときとは逆の角度に関節を伸ばしてくれる。曲がっている体の部位を伸ばすのは非常に有益かも。超シンプルな上に超気持ち良いというメリットも。
1.ベッドか床の上に枕を2つ重ねる。高ければ高いほどベター。
2.肩からお尻を枕に乗せて仰向けになる。両脚と両腕を伸ばし、体で月の形をつくる(手のひらは上に向ける)。
3.頭をベッドか床に下ろす。深呼吸をしながら、このポジションを少なくとも3分はキープする。
難易度を高めるには:バランスボールでヒップブリッジをすればストレッチが深くなる。ボールの上で仰向けになり、枕を重ねたときと同じように体を伸ばす。この状態で深呼吸。
※この記事は、アメリカ版『Prevention』から翻訳されました。
Text: Brook Benten Jimenez, ACSM-Certified Exercise Physiologist Translation: Ai Igamoto
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