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「セックスをしても愛されているのか不安になる」「セックスでもっと心からの快感を得たい」……そんな女性の悩みに、1万人以上の女性のカウンセリング経験を持つ性の専門家、夏目祭子さんがお答え。もっと愛し愛される力が開花する、本当に愛を感じ合える「セックスのメソッド」を紹介。
セックスレスの原因とは？
日本ではセックスレスのカップルが増加しているといいます。男性がしたくない理由で多いのが、「疲れる」「イヤらしい気分になれない」から。一方、女性がしたくない理由は「肉体的に苦痛だから」「精神的に苦痛だから」が多いと感じます。
本来のセックスとは、「お互いが愛情をこめて触れ合うだけでストレスが癒やされ、それまで不可能だったことが可能になるような活力が体の中から湧いてくるパワーをもらえる行為」なんです。
男女がお互いの持ち味を生かしながら、大きな喜びを引き出しあうことができる、愛を長く育む仲にふさわしい、セックスの作法をお伝えします。
「AVみたいなセックス」はNG
多くの男性がマスターベーションの友としてきたAV、アダルト動画の弊害として、世の中の「セックスのイメージ」が歪められているように感じます。
AVは男性のペースで効率よく射精に導かれるようにできています。現実の女性の体のペースは無視して作られているので、この通りにしてもうまくいくわけがありません。具体的には、女性に合わせるという思いやりと、「次はああして、こうする」と考える目的意識を忘れて、男性の中の「感じる力」を目覚めさせることがコツ。
「射精」より「触れ合うこと」を目的に
まず大切なのは、セックスの目的を「射精すること」から「触れ合いを楽しむこと」に切り替えること。
男性もパートナーと長時間のセックスを続け、女性のように全身の力を緩めることができれば、射精なしでも十分な満足感を味わえたり、全身が震えるようなオーガズムを体感する人もいます。
男性器への触れ方のポイントとしては、
①峰のてっぺん、つまり「先端」が一番感じやすい。
②「先端」から離れたところから徐々に先端に近づく方が、より感覚が高まりやすいでしょう。
「溶け合うセックス」に導く5つのポイント
直線的にゴールを目指す一般的なセックスでは、挿入から射精までの平均時間は7分前後。これに対して私がおすすめしているセックスのメソッドでは、「最低30分から」を目安とします。30分間をじっくり味わうためには、ピストン運動のような「直線的な動き」だけではなく、「曲線的な動き」をたっぷり入れることが必要です。
パートナーとひとつに溶け合えるようになるポイントをご紹介します。
１.じっと止まる時間
男性の性感が強まってきて「このまま進むと射精しそう」となったときに、一旦動きを止めて休むこと。
２.回す動き・浅い動き
腰を回したり、揺らしたりする曲線的な動きは、女性器の浅い部分を刺激するため、Gスポットのオーガズムが起こりやすくなります。
３.体位の工夫
対面座位は、お互いの両手が自由になるため、愛撫をたっぷりしあえるのがいいところ。
４.男性も「感じる力」を開くこと
相手のペースに合わせていく受容性を働かせ、感じるままに身をゆだねることに慣れていくといいでしょう。
５.声を解放する
男女とも、快感が高まったときにあふれてくる声を、恥ずかしがって抑えるのをやめて、素直に解放してみましょう。
パートナーとの触れ合いを楽しんで
実際に、セックスレスだったご夫婦がこのメソッドを実践するようになって、若いころにはたどり着けなかったような深い快感を味わえるようになった例もあります。
セックスに悩んでいる人は、ぜひパートナーと実践してみてください。
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真実の性の語り部・作家・カウンセラー。 一般社団法人「性・愛・命の学び舎」代表理事。 ダイエット依存症を自力克服し、2000年代より日本で初めて腸とダイエットの関係を示した 《腸脳快感アンチダイエット》メソッドを提唱。 2002年より「大人が学び直す本当に幸せな性」をテーマに講演活動を開始。 明るく上品に面白く、性の深いところまで語り尽くすセミナーは、 「人生観が変わった」「初めて聞くことばかり」「長年の悩みが解消した」と評判を呼び、 開催地は全国31都道府県に及ぶ（2020年現在）。 心と体に大きな変容をもたらす個人セッションも大好評。 公式ブログ：https://amba.to/3kIoE6G 公式サイト：https://seiai-inochi.jp/
