ビタミンDには、免疫を調節する働きがある。鼻がズルズルしてくしゃみが止まらないようであれば、ティッシュを買いだめしている場合ではないかも。医学学術誌『Archives of Internal Medicine』に掲載された論文では、ビタミンDの欠乏がみられる成人ほど、流行りの風邪や、咳、上気道感染症に罹りやすいことが判明した。
つまり、日照時間が少ない冬の時期にインフルエンザに罹る人が増えるのは、太陽光を浴びることで、体内で生成されるビタミンDが激減するのも一つの理由であると考えられる。ホリック医学博士は、FDA(米国食品医薬品局)に認可された、擬似太陽光を放つ照明ライトを毎日数分浴びて、ビタミンDの生成を促すように勧めている。