ディナーの食材を選びながら、視力のことを考えたことはある? 多くの人は、食生活が目の健康に影響を与えることを知らないみたい。まして食事の中身が関連するなんてことは考えたこともないのでは?
私たちのほとんどは、画面を見つめて1日の大半を過ごす。それが会社のパソコンであろうと、自分のスマホであろうと、自宅のテレビであろうと、これらの画面は目を著しく乾燥させることが分かっている。
だから、少なくとも適切な食べ物で目をサポートするべきみたい。
アイケアブランドの「Ocuvite」が行ったアンケートでは、6人に1人が食生活は目に関係ない、3人に1人が良く分からないと答えたそう。
でも実際のところ、食生活は間違いなく目に影響を与えるんだとか。
「今日食べる物が、長期的な健康に影響を及ぼす」 と語るのは、著名な栄養学者でアイケア諮問委員会WINK会員のエマ・ダービシャー博士。
「若いうちから子どもたちは、目を大切にすることを学び、目に良い栄養素を豊富に含む食生活で目の健康を守ることを教わるべき」
ところで目の健康には、どんなビタミンとミネラルが重要なんだろうか?
ビタミンCとEは、どちらも老化による目の衰退を遅らせるのに役立つ。亜鉛は白内障のダメージを抑え、オメガ3脂肪酸はドライアイを緩和することが分かっているらしい (液晶画面から離れられない人には嬉しい)
目の健康に良い食材
1.脂ののった魚
マグロ、サーモン、サバ、マスには、目の発育を助け、ドライアイを防ぐオメガ3脂肪酸が豊富。
2.葉物野菜
葉物野菜はルテインとゼアキサンチンでいっぱい。どちらも黄斑変性と白内障の発症リスクを下げる抗酸化物質。
3.ニンジン
ニンジンをはじめとするオレンジ色のフルーツと野菜は、目の健康を促進し、視力を守る。食べ物をオレンジ色にしているのはビタミンAの一種であるベータカロチンで、これが網膜や他の部位がスムーズに機能するのを助ける。
4.オレンジ
オレンジは、白内障を含む目の病気にかかるリスクを低下させるビタミンCの宝庫。
5.ベリー
色の濃いベリーは、緑内障などの眼疾患の発症リスクを下げるアントシアニンを豊富に含んでいる。
6.アーモンド
アーモンドにはビタミンEがぎっしり。紫外線によるダメージの出現を遅らせてくれるかも。
Text: Francesca Menato Translation: Ai Igamoto Photo: Getty Images
2018年に「ウィメンズへルス」編集部にジョイン。アシスタントを経て、エディターとして美容、フード、ダイエットなどの記事を担当。流行りそうなヘルシーキーワードをいち早くキャッチすることを心がけている。CBDや筋膜リリース、アーユルヴェーダ、植物療法を学ぶ、自他共に認める“セルフケア マニア”。2023年初めてのハーフマラソンに挑戦。