大学では環境学を専攻し、地球に優しい生活を送る選択肢の一つとして、“ヴィーガン”という食生活を続けてきた、モデル・アレクサ(@alexa_luczak)。今回、そんなアレクサが、5年ぶりにお肉を食べてみた結果をリポート。心と体に起きた変化を教えてくれた。(「」内、以下アレクサ)

「私は2017年頃にヴィーガンになったの。たまにベジタリアンの食事やおやつを食べる以外は、だいたいルールを守ってきたわ。私がこの食生活に興味を持った理由は、ヴィーガンが地球温暖化に貢献できるもっともサステイナブルな食事方法の1つだから。多くの人は動物のため、そして健康のために菜食主義を実践しているわよね。日本ではいつも日本人に『ヴィーガンになった感想はどう? 痩せた?』と聞かれるの。健康上の理由でヴィーガンに興味を持つ人が多いみたい。そこで、この5年間のヴィーガン生活を経たのち、1カ月間お肉を食べる生活をしてみて、自分の体がどう感じるか試してみようと思ったの。肉食に戻ると何か変化があるのかどうか、興味があったのよ。どんな変化が起きたか紹介するわね」

1.膨満感がなくなった

アレクサ
アレクサ

「ヴィーガンだった時は、ほとんどと言っていいほど膨満感を経験し、一日の終わりには妊娠5カ月のように見えていたの(笑)。だけど、肉食を再開してからは、それほど膨満感を感じることはなくなったわ。これは、肉のタンパク質が、いつも食べていた食物繊維や炭水化物の一部を代替していることと関係があるのかもしれないわ」

2.それほど肉を美味しいと感じない

アレクサ
アレクサ

「多くの人は、菜食主義者は肉の味が恋しくなるに違いないと思っているみたいだけど、正直なところ、私はそうではなかったの。今はお肉の代わりになるおいしいヴィーガンフードがたくさんあるしね。鳥の唐揚げは美味しかったけど、ソイナゲットでも充分だと感じたわね。特に豚肉は味も匂いもあまり好みと感じられなかったの。豚骨ラーメンを食べた後も、あまり気分がよくはなかった」

3.体重には何の変化もなかった

アレクサ
アレクサ

「普段と同じ量を食べたけど、1カ月経っても体重は減らず、増えもしなかった。肉を食べても食べなくても体重にはあまり影響がないのだと感じたわ。肌も吹き出物が出たり、逆にツヤが出たりもしなかったわ。この実験のことは秘密にしていた親友に、1カ月後に何か変わったか聞いてみたところ、『何も変化がない』と言われたわ(笑)」

4.飲食店選びのストレスから解放された

アレクサ
アレクサ

「友人と外食に行くとき、食事を選ぶのが楽になったわね。メニューから何でも選べるし、店員さんに何度も質問する(『ヴィーガンですか』『出汁は何ですか』)こともないし、ヴィーガン対応のお店を探すのに余計な時間をかける必要もなくなった。その結果、友人と外食するのが楽しくなり、あれもこれも食べられないと友人に気を遣わせることもなくなったの。これはとても安心感を感じられて楽しみが増えたわ」

5.新鮮な野菜や果物を食べることが少なくなった

アレクサ
アレクサ

「レシートを見て、支出は増えているのに、リストに載っている生鮮食品の数が減っていることに気づいたの。私はオーガニックのお肉と卵しか買わないから、支出は明らかに増えたけど、果物や新鮮な野菜をいつもより多く摂取することはなかったわ。長期的に見ると、このやり方は私にとってはあまり良くないのかもしれないなと感じたわね」

まとめ

「この実験は、いろいろと考えることができたので楽しかったわ。1カ月というのは長い期間ではないけれど、違いを実感するには充分な期間だったわ。私は今、今後ヴィーガンを続けるか悩んでいるの。肉を食べることの利点に気づいたけど、菜食主義でいることの利点にも気づいたから。 友人にこんなアドバイスをもらったわ。『オールマイティーである必要はない。食事に行くとき、友人と一緒にいるとき、文化的な食体験をするとき、ただリラックスして、迷惑をかけたりしないようにしていくのはどうかしら』って。同時に、一人でいるときや家で料理をするときは、ヴィーガンを中心にした食生活を続けるつもりよ」

Headshot of アレクサ
アレクサ
モデル

日本とハワイを拠点に活動するモデル。両親ともにポーランド人で、ポーランド語・英語・日本語を話すトリリンガル。抜群のプロポーションと明るい性格で注目を集め、最近はフィットネスを日々の習慣としたライフスタイルや、ハワイでのナチュラルな過ごし方が同世代の女性から共感・人気を得ている。

Headshot of Aoi Nakashima
Aoi Nakashima
エディター

アシスタントエディターとして、主にSNS周りを担当。ウィメンズヘルスを一緒に作るコミュニティー、Fit Girlsのコミュニティリーダーも担う。セレブ・ファッション・フードなどのカテゴリーの中で、トレンドを日々リサーチし、投稿や記事へとつなげる。特技は20年続けた硬式テニス、最近はランニングとボクシングにも夢中。座右の銘は“一日一幸”♡