足を組んで座る方が心地よいという人も多いのでは? でも、足を組んで座ることは、体に悪いと聞いたことがあるはず。今回は、ホリスティックへルスコーチのAYUMIさんが「30日間、足を組むのをやめて起こった変化」についてご紹介する。

私はコロナ前まで、意識的に足を組むことを避け、座るときは真っ直ぐ座るようにしていました。しかしコロナで自宅にいることが多くなり、家で瞑想などをする時間も増えたことから、座る姿勢が崩れ、いつの間にか“座禅を組む、足を組んで座る”ようになっていました。

しかし先日、カフェで座っている時に足を組んで座らないと落ち着かない自分がいることに気づき、これは体のバランスが崩れている証拠、座り方を変えよう! と決めました。

そもそも、足を組むことで起こることは?

足を組んで座る習慣を身につけた成人の姿勢変化を明らかにすることを目的に行われた2014年の結果*では、1 日に 3 時間以上足を組んで座っていると、骨盤が外側に傾く可能性があることがわかっています。脚を組んで座ると、片方の脚が支持脚の上に置かれ、上に置かれた脚は外転の状態になり、外転に関係する中殿筋が長時間伸ばされて弱くなり、骨盤が横に傾いてしまうようです。

足を組むことをやめるために行ったこと

常に座った時に足に意識を向けること。両足を地面にしっかりつけて、両膝をつけて地面を踏むようにして座ることが基本です。

体に起こった変化は?

①内ももの筋肉がついて足の形が変わる

最初の1週間は、両足の内ももの筋肉が弱まっていることに気づきました。2年前は膝を毎日つけて座ることができていたにも関わらず、足を組むのをやめて1週間は、座っている間中、内ももが外にいきたくてプルプルと動いているのを感じました。内ももの筋肉がなくなっている証拠です。しかし30日後、両足、両膝をつけて座る時、内ももの震えはなくなり、眠る時も真っ直ぐ(足を広げるのではなく)のまま眠れることができるように、足の形も変わりました。

②姿勢が良くなる

足を組むことで腰が曲がり、頭を前に押し出すように座る体勢になります。これは首や腰の痛みを引き起こす原因に。私も座禅を組んだり、足を組むと腰、背中が前に出ていることを感じていました。しかし足を組むことをやめてからは、コアを使って座るようになり、自然と姿勢が良くなっています。体の筋肉を正しく使っているので、自然に生活しているだけで代謝も上がります。

③食事の満足度が上がるので過食がおさまる

「足を組んで座る」というのは体が傾いていることになり、体の中の臓器も傾いていることになります。もし食事をしながら足を組む癖のある方は、臓器が傾いたまま食事をするので、組む足によりますが、胃に影響がでたり、肝臓や胆嚢が圧迫され、胆汁の分泌が悪くなり、消化不良を起こしやすくなります。足を組まずに食事、おやつを食べることで、スムーズに臓器に食材が運び込まれるので余分な食事が必要なくなります。

編集部リコメンド、お助けアイテム

バックジョイ メディコアリリーフ

メディコアリリーフ
shop.womenshealth-jp.com で見る

ただ足を組まないだけだけど、クセになってしまっている人は、バッグジョイの「メディコアリリーフ」を使うのもおすすめ。座るだけで骨盤を立たせ、無理なく正しい姿勢をキープできるアイテムだ。世界で500万個売れており、アメリカではFDN認可の医療機器にもなっている逸品である。

足を組む習慣が身についている人は、やめることが最初は難しく思うでしょう。しかし足を組むよりも、組まない方が健康とダイエットにも効果は歴然です。カフェにいる間だけでも始める! という感覚で、今日から少しずつ正しい姿勢で座ることをはじめましょう。

Headshot of AYUMI
AYUMI
米国認定ホリスティックコーチ

NYの栄養学校にてホリスティックヘルスコーチの資格を取得、栄養指導者として女性たちの人生向上をサポート。世界100種類以上の食事理論、ライフスタイル、文化に精通する経験から、個人カウンセリング、企業プログラム、商品企画、など多方面で活躍中。プログラム後は「人生が変わった」「食の悩みがなくなった」「パートナーや周囲との関係が良くなった」との声も。センスあふれるSNSにファンも多い。■スクール「MISS FITホリスティックスクール」■Instagram @ayumi_missfit